「解錠と開錠って意味が違うの?読み方は?」
「鍵が開かないとき、どっちを選べばいいの?」
このように考えていませんか?
解錠(かいじょう)と開錠(かいじょう)は、読み方は同じですが、意味は違います。
このページでは、解錠と開錠の意味、適しているケースをご案内しています。
慌てて依頼して後悔しないように、ぜひお役立てください。
「解錠と開錠」意味の違いを解説!
- 解錠と解錠の違い
種類 | 開ける手段 |
---|---|
解錠 | 鍵を壊すことなく開ける |
開錠 | 破壊も含めて何らかの手段で開ける |
最終的に鍵を開けるという結果は同じですが、開けるときの手段が違います。
それぞれ詳しくご案内します。
解錠の読み方と意味
解錠は「かいじょう」と読みます。
「解」という漢字には、次の意味があります。
- ほどく
- 1つにまとまったものを解きほぐす
「解錠」の方法は次の通りです。
- ピッキング
- バンピング
- サムターン回し
- カム送り
いずれも道具を使って、鍵を壊さず開ける方法です。
「鍵を開ける」と聞いて多くの方がイメージするのは、鍵を破壊せずに鍵を開ける解錠ではないかと思います。
各解錠方法はこちらの「家の鍵を忘れたっ?!自力で開ける5つの方法を解説!」でご案内していますので、ご覧になってみてください。
開錠の読み方と意味
解錠と同じく、開錠の読み方も「かいじょう」です。
違いは、開錠には「手段を選ばず鍵を開けるという意味がある」ことです。
開錠方法には、先ほどご案内した解錠(鍵を壊さず開ける方法)が含まれます。
- 解錠方法(ピッキング、バンピングなど)
- ドリルで鍵穴を壊す
- 窓を割って扉を開ける
- 開いている窓から室内に入る
鍵を利用して開けることにこだわらず、幅広い方法でとにかく鍵を開けます。
解錠・開錠の反対語はどちらも「施錠」
錠に鍵をかけることを「施錠(せじょう)」といいます。
鍵を開けるという意味を持つ解錠と開錠の反対語は、どちらも施錠です。
中には「開錠の反対語は、閉錠じゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、閉錠という言葉は国語辞典にはありません。
解錠と開錠の選択は状況で異なる
鍵を開ける場合、状況に応じて最適な方法が変わります。
解錠、開錠のメリット・デメリットを把握してからご依頼ください。
賃貸や高価な鍵の場合は鍵を壊さない「解錠」
まずは、費用が抑えられて、余計なトラブルを生まない「解錠」を検討してみてください。
解錠のメリット・デメリットは次の通りです。
- 解錠のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・開錠に比べると安価なことが多い | ・時間がかかる場合がある ・必ず開けられるとは限らない |
賃貸物件の鍵は大家さんや管理会社の所有物です。
そのため、鍵交換前に許可が必要です。
また、多くの分譲マンションでは、玄関扉の外側は共用部分とみなされます。
無許可で行うと、トラブルに発展する可能性がありますので、自室の鍵でも管理人に事前に相談をしてください。
緊急性が高い場合は短時間で開く「開錠」
子供が閉じ込められたときや安否確認をするときは、スピーディに開けられる「開錠」を依頼してください。
解錠のメリット・デメリットは次の通りです。
- 開錠のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・緊急時に確実に開けられる | ・解錠に比べて費用がかかる ・壊れるのが鍵だけとは限らない |
急いでいる場合は、開錠で迅速に対応する必要があります。
ただし、開錠は手段を問わない方法ですので、壊れるのは鍵だけとは限りません。
例えば、錠やシリンダー、扉やガラスを割って作業を行うことがあります。
- 錠(じょう)
- シリンダー
そのため、思わぬ出費が発生することがあります。
錠については『錠前(じょうまえ)とは「鍵と錠のセット』で詳しくご案内していますので、ご覧になってみてください。
解錠や開錠を業者に依頼するときの3つの注意点
- 状況によっては「開錠」をする
- 賃貸の場合、管理会社に事前連絡しておく
- 作業中に音が発生することがある
業者に鍵開けを依頼するときは、3つの注意点があります。
1つずつ詳しくご案内していきます。
【注意点①】状況によっては「開錠」をする
- 防犯性が高い鍵で解錠できない
- 鍵穴に異物が詰まっている
- 解錠するのに時間がかかりすぎる
- 業者に知識や技術がない
「絶対に壊さず開けて欲しい」と思っていても、状況によっては鍵の交換や破壊が必要なことがあります。
ただし、業者の技術不足で対応できないことがあります。
ですので、解錠で依頼したのに鍵の交換や開錠を提案されたら、理由を確認してみてください。
納得できない理由であれば、他社の見解を聞いてみてください。
【注意点②】賃貸の場合、管理会社に事前連絡しておく
鍵は入居者のものではなく、大家さんや管理会社の所有物です。
勝手に業者に依頼するとトラブルに発展しかねません。
- 原状回復費用を請求される
- 契約違反として警告や罰金を受ける
原状回復とは、入居時の状態に戻すことです。
賃貸や分譲マンションの場合は、大家さんや管理会社、管理人に事前連絡し指示を仰いでください。
【注意点③】作業中に音が発生することがある
工具を使用した破壊作業をする場合、大きな音が発生することがあります。
具体的には、次のような作業です。
- ドリル、バールで鍵を破壊する
- 電気工具を使用して切断する
- 扉や窓を割って鍵を開ける
鍵開けは、主に玄関先で行われる作業です。
ですので、早朝や深夜に作業すると、近所迷惑になってしまう可能性があります。
緊急の場合は、作業を進める以外の選択肢はありません。
ですが、緊急でない場合は、昼間に業者が来ることを事前にご近所の方々に説明しておいてくださいね。
解錠や開錠を依頼する業者を選ぶ5つのポイント
- 作業前に見積もりを提示してもらえるか
- 防犯性の高い鍵にも対応しているか
- 作業後の保証があるか
- 施工実績が豊富か
- 専門家としての資格を取得しているか
鍵が開かないトラブル時は、早く対応してくれる業者に決めてしまいがちです。
ですが、中には電話見積もりと大きく異なる金額を請求してきたり、見積もり提示前に作業をして高額請求をしてきたりする悪質・悪徳な業者がいます。
業者を選ぶときは、見積もりの有無や内訳、保証内容、施工実績を確認してください。
迷われたら評価が高い「暮らしの119番」にご連絡ください。
24時間・365日、電話対応しています。
実績が豊富で技術力が高いため、できるだけ鍵を壊さないで済む方法(解錠)を模索してくれますよ。
見積りは無料ですので、まずは一度、お気軽に相談してみてください。
解錠と開錠についてのまとめ
- 解錠と開錠とでは開ける手段・方法が異なる
- 状況に応じて解錠と開錠を選択する
- 業者は総合的に判断して依頼する
解錠と開錠は、どちらも「鍵を開ける」という目的は一緒ですが、手段が異なります。
読み方はどちらも「かいじょう」で、反対語は「施錠」という点が共通しています。
解錠・開錠したい場合は、先ほどご案内したポイントで業者を選んでください。
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