キッチンの蛇口の水漏れに対処する前に!知っておくべき3つの知識
- 蛇口の耐用年数は10年
- 放置すると悪化する
- 応急処置は必要だが一時しのぎ
それぞれご案内していきますね。
①蛇口の耐用年数は10年
TOTOやLIXIL、SANEIなど、水栓金具メーカーによると、蛇口の耐用年数は、10年程度とされています。
お住いの築年数は何年でしょうか?
10年を越えているなら、部品の交換による修理ではなく、蛇口本体(水栓金具)の交換が必要になる場合があります。
②放置すると悪化する
- カビが発生する
- 健康被害
- 台や床などへの被害
- 水道代の高騰
放置すればするほどリスクは悪化していきます。
例えば、ポタポタと落ちている程度なら水道代は月額200円~程度ですが、水が漏れる量は徐々に増えていきますので、金額が少しずつ高くなっていきます。
それともに、カビの量が増え、台や床などへのダメージは大きくなります。
ですので、速やかな判断と対応が必要です。
③応急処置は必要だが一時しのぎ
被害を最小限に抑えるために、応急処置は必要です。
応急処置とは、具体的には、シンク周辺が濡れたり、床に水がポタポタと落ちたりしないように次のような対処をすることです。
- 水をこまめに拭き取る
- タオルを周りに敷く
水漏れ初期のポタ…ポタ…程度の状態なら、この処置でもとりあえずは対処できます。
ただし、あくまで一時しのぎで、近い将来、それでは対処しきれなくなっていきます。
キッチンの蛇口が水漏れする原因を場所別に解説!
キッチンの蛇口(水栓)は大きく2種類あります。
- 種類①:シングルレバー混合水栓
1つのレバーがついていて、左右に動かすことで水とお湯の切り替えを、上下に動かすことで水量を調節できる混合水栓です。
画像は「ワンホール」タイプで、天板に開いた1つの穴に水栓をはめ込んで設置されています。
この他に、台が付いている「台付」タイプ、壁についている「壁付」タイプがあります。
- 種類②:ツーハンドル混合水栓
水とお湯が出てくるハンドルが分かれている混合水栓です。
こちらは上の画像ような「台付」のタイプ、それから下の画像のような壁についている「壁付」のタイプがあります。
それぞれ、水漏れの原因をご案内していきますね。
シングルレバー混合水栓の水漏れの場所とその原因
まずはシングルレバー混合栓についてご案内していきます。
この蛇口・水栓の水漏れ場所と原因は次の通りです。
場所別に原因をご案内していきます。
場所①:吐水口(とすいこう)の先端から水漏れする原因
吐水口とは、レバーを動かすと水が出てくる場所のことです。
水を出していないのに、キッチンの水道の吐水口からポタポタと水漏れしている場合は、原因はバルブカートリッジの劣化の可能性が高いです。
バルブカートリッジは、レバーの下にあります。
画像引用)GAONA「シングルレバー混合栓の取扱説明書」
これは水量や温度をコントロールする部品です。
具体的な修理方法はこちらでご案内しています。
場所②:ハンドルの付け根部分から水漏れする原因
ハンドルの付け根とは、ハンドルと本体の接合部のことです。
この部分からポタポタと水が漏れている場合の原因は、次のどちらかの可能性が高いです。
- ハンドルと本体の接続部分のナットの緩み
- バブルカートリッジの劣化
ナットを締め直してもダメな場合は、バブルカートリッジの経年劣化が原因ですので、そちらを交換します。
場所③:胴体部分(スパウト)の上部・下部
水栓金具の胴体には取付け箇所が1~2ヶ所あります。
その数は蛇口によって異なります。
水漏れ箇所が上部か下部かで、原因が異なります。
- 上部から水漏れする場合
この場合は、バブルカートリッジの劣化、破損の可能性が高いです。
直し方は、バルブカートリッジの交換です。
- 下部から水漏れする場合
この場合は、該当部分のパッキンなどの劣化、損傷の可能性が高いです。
劣化しているかどうかは見ても分かりづらいですが、触るとザラザラしたり、手が黒く成ったりしたら劣化のサインですので、交換してください。
劣化しているかどうか分からなくても、消耗品ですので、胴体の下部から水漏れしていたら、新しいものに交換することをご検討ください。
場所④:根本(取付け部分)から水漏れする原因
蛇口をシンクに取り付けている根元の部分から水漏れすることがります。
実際は根元ではなく、スパウトやハンドル下から漏れた水が溜まっていることがほとんどです。
一度、どこから漏れているのかを、よく観察してみてください。
どこからも漏れていない場合は、原因が「ウォーターハンマー現象」の可能性があります。
- ウォーターハンマー現象とは
水を流した後に圧力が変化して、排水管内に水が叩きつけられる現象で、「水撃(すいげき)」とも呼ばれます。
台所の水道を使った後に次のような異音がすることがあれば、ウォーターハンマー現象です。
「ドン」「ドンドン」
「ドドドド」
「ヴォ―」
「キー」
「ゴォー」
「コン、コン」
こちらの動画の01:07~で「ヴォ―~~~」という音がするので、ご覧になってみてください。
この衝撃の積み重ねによる経年劣化が原因で、水栓の根本から水漏れするケースがごくまれにあります。
この場合は、止水栓に水撃低減器を取り付ける必要があります。
ツーハンドル混合水栓の水漏れ場所とその原因
この種類の蛇口の水漏れする場所と原因をご案内していきます。
場所別に原因をご案内していきます。
場所①:吐水口(とすいこう)の先端から水漏れする原因
水を出していないのに、吐水口の先端から水漏れする場合、原因は次のパーツの劣化、破損の可能性があります。
- 三角パッキン
- コマパッキン(ケレップ)
各パーツについてご案内しますね。
三角パッキンとは?
画像引用)KAKUDAI「水栓ハンドル内パッキン」
ハンドルタイプの蛇口のハンドル下にあるパッキンで、形は三角ではなく台形です。
ホームセンターやネット通販で購入できます。
ほとんどの家庭では13mm(呼13)の三角パッキンが使われています。
価格は150円~です。
コマパッキン(ケレップ)とは?
画像引用)SANEI「水栓ケレップ」
水漏れを防ぐ役割があるパッキンで、ハンドルタイプの蛇口のハンドル下にあります。
ホームセンターやネット通販で購入できます。
価格は300円~です。
三角パッキンやコマパッキンを新しいものと交換すれば直ります。
場所②:ハンドルの下から水漏れする原因
ツーハンドル混合栓のハンドルの下から水漏れしているときは、原因は次の可能性が高いです。
- 三角パッキンやコマパッキンの劣化、破損
- スピンドルの劣化、破損
三角パッキンやコマパッキン、スピンドルを新しいものに交換します。
交換方法はこちらでご案内しています。
場所③:スパウトの付け根から水漏れする原因
パイプの付け根から水漏れする場合、原因はUパッキンとリングの劣化・破損の可能性があります。
Uパッキンとリングはセットで取り付けられています。
断面がUの字になっているためUパッキンと呼ばれます。
価格は150円~です。
画像引用)SANEI「パイプパッキンセット」
壁と取付脚の接合部
台所の壁と水栓の取付脚の接合部からじわじわ水漏れしている場合、原因はシールテープの劣化、破損の可能性が高いです。
取付脚とは壁付用の水栓を壁に取り付けるための金属製のパーツのことです。
シールテープとは、この取付脚に巻く防水性のあるテープです。
画像引用)SANEI「シールテープ」
このテープを、壁の中の配水管と取付脚の隙間から水漏れしないように巻き付けます。
価格は100円~です。
具体的な修理方法はこちらでご案内しています。
キッチンの蛇口が水漏れしたときの対策
水栓金具別の直し方をご案内していきます。
該当する水道をチェックしてください。
シングルレバー混合栓の水漏れの修理方法
この蛇口の場合の修理方法は次の通りです。
DIYする場合は、あなたのキッチンの水栓金具に応じた直し方をする必要があります。
それぞれご案内していきますね。
ハンドルの下にあるあるバルブカートリッジを交換する
吐水口からポタポタしている場合は、この直し方を実施してください。
具体的には、この部分に取り付けられてる「パルプカートリッジ」というパーツを交換します。
必要な道具の例をご案内します。
- バルブカートリッジ…3000円~
- モーターレンチ…1,500円~
- プラスドライバー…100円~
- 六角レンチ…500円~
- マイナスドライバー…100円~
交換用のバルブカートリッジは、メーカーのホームページやネットショップで購入できます。
必ず同じメーカーの同じ品番に合うカートリッジを探して購入してくださいね。
モーターレンチとは、幅広いサイズの物をつかむ道具です。
六角レンチとは、六角穴が付いたネジの開け閉めに使うレンチです。
こちらは、カートリッジを交換している様子が分かる動画(5:02)です。
家のタイプと違うかもしれませんが、必ず役立ちますので、一度はチェックしておいてくださいね。
手順例をご案内します。
- 止水栓(あるいは元栓)を閉める
- 水が出ないことを確認する(念のため)
- レバーハンドルを取り外す
- カートリッジ押さえを取り外す
- バルブカートリッジを交換
- カートリッジ押さえを取り付ける
- レバーハンドルを取り付ける
- 止水栓や元栓を開けて、水漏れがないか確認する
カートリッジ押さえとは、バルブカートリッジ止めておくための部品で、次の4種類あります。
画像引用)TOTO「シングルレバーカートリッジの施工説明書」
種類によって取り外し方が異なりますので、蛇口の説明書で確認しながら進めてください。
「取り外すのが難しそう」「時間が無い」「自信が無い」と思われたら、プロに依頼することをご検討ください。
>>プロに依頼する
ハンドルの付け根部分にあるナットを締める
ハンドルの付け根から水漏れる場合は、緩んだナットを締め直します。
まずはナットの状態を確認する方法をご案内します。
こちらの動画の~04:18まで、ご覧になってみてください。
ご自宅の水栓の種類とは異なるかもしれませんが、とても参考になりますので、チェックしてみてください。
必要な道具の例をご案内します。
- 新しいナット…4,000円~
- スライディングTハンドル…1,000円~
- ソケット(32mm)…700円~
- トルクレンチ…5,000円~
- ワイドモンキーレンチ…700円~
ナットは、メーカーホームページやネットショップ、ホームセンターにも売っていますが、必ずメーカーと品番を調べてから、合うものを購入してくださいね。
また、道具は、お使いの蛇口の説明書を読んで、必要な工具を揃えてください。
スライディングTハンドルとは、水栓などのボルトやナットの開け閉めに使う工具で、スライドしたり、クルクル回したりできます。T型レンチとも呼ばれます。
画像引用)HAZET Japan「915 スライディング 1/2” T-ハンドル」
ソケットとは、ソケットレンチ用のソケットで、組み合わせてレンチとして使います。価格は1,200円~です。
画像引用)「トネ(TONE) ソケット(6角)」
トルクレンチとは、水栓のボルトやナットを規定の力強さ(トルク)で締めることができる道具です。
画像引用)スエカゲ「空転式トルクレンチ(TRS-325 廃番)」
ワイドモンキーレンチとは、つまむ箇所の幅を調整できる幅が大きいモンキーレンチで、水栓のボルトなどをつまんで締めたり緩めたりします。
画像引用)TRUSCO「ウルトラワイドモンキーレンチ」
それでは、手順例をご案内します。
- 止水栓または元栓を閉める
- ハンドルを取り外す
- ナットを締める
- ハンドルを取り付ける
- 止水栓または元栓を開き、水漏れがないか確認する
ナットを締めても水漏れするときは、バブルカートリッジを交換してください。
胴体部分(スパウト)の上部・下部にある部品を交換する
スパウトの上部から水漏れする場合、パルプカートリッジの交換をします。
下部からの水漏れの場合、ハンドル下のパッキンを交換します。
水栓金具は取り外し方が難しいので、まずはこちらの動画の03:37~でイメージを付けてみてください。
あなたの自宅とは、蛇口の種類が違うかもしれませんし、取り付けられているパッキンが異なるかもしれません。
ですが、一連の作業イメージが付きますので、一度はチェックしておいてくださいね。
必要な道具の一例は次の通りです。
- パッキン…400円~
- 六角レンチ…300円~
- 千枚通し…100円~
千枚通しとは、穴を開けるための文房具で、先端が爪楊枝のように細くとがっています。
画像引用)ANEX「丸ギリ(千枚通し)」
適合するパッキンを購入するには、蛇口のメーカーと品番をメモして、取り付けられているパッキンを調べる必要があります。
メーカーのホームページやネットショップ、ホームセンターなどで購入してください。
交換の手順は次の通りです。
- 止水栓または元栓を閉める
- ハンドルを取り外す
- カートリッジ押さえを取り外す
- バブルカートリッジを取り外す
- スパウトを取り外す
- パッキンを交換する
- 取り外した逆の順番で取り付けていく
パーツが多いので、写真を撮りながら進めるなど、再度組み立てられるようにしておいてくださいね。
DIYの難易度が高いです。「難しそう」「時間が取れない」と思われたら、プロに依頼することをご検討ください。
>>プロに依頼する
止水栓に水撃低減器を取り付ける
付け根・根元から水漏れしていて、台所で水仕事をした後、異音がする場合は、ウォーターハンマー現象の可能性があります。
他の部分(スパウトやハンドルなど)から水漏れが無いことを確認したら、水撃低減器(5,000円~)を購入して取り付けてみてください。
画像引用)MIYAKO「水撃低減器スカット」
こちらは、水撃低減器を取り付けている様子が分かる動画(1:32)です。
手順は次の通りです。
- 屋外の止水栓を止める
- 水栓のレバーを開けて水を出し切る
- シンク下の止水栓の下にタオルを置く
- ナットを緩めてシンク下の止水栓を取り外す
- 止水栓の奥にあるケレップを取り外す
- 水撃低減器を取り付け、ナットを締める
- 音がしなくなったことを確認する
ウォーターハンマー現象が収まったことで水漏れし無くなれば完了です。
交換後も根元に水漏れし続ける場合、原因が不明ですので、プロに相談することをご検討ください。
>>プロに依頼する
ツーハンドル混合栓の水漏れを修理する方法
この水栓金具(蛇口)の修理方法をご案内していきます。
自分で直す場合は、ご自宅の台所に取り付けられている蛇口に対応する必要があります。
それぞれご案内していきますね。
ハンドルの下にあるパーツを交換する
吐水口の先端から水漏れする場合は、次のパーツの交換をする必要があります。
- 三角パッキン
- コマパッキン(ケレップ)
必要な道具は次の通りです。
- 三角パッキン…150円~
- コマパッキン…300円~
- マイナスドライバー…100円~
- プラスドライバー…100円~
- ウォーターポンププライヤー…600円~
ウォーターポンププライヤーとは、ペンチのように挟んで回したり締めたりする工具の1つで、つかむ幅を調整できます。
三角パッキンは、ハンドルタイプの蛇口のハンドル下にあるパッキンで、形は三角ではなく台形です。
コマパッキンは、水栓のパッキンの下に取り付けられている部品です。
パッキンを間違えて購入するケースが多いので、次のようにして、適合するパッキンを購入してください。
- 蛇口のメーカーや品番をメモする
- ホームセンターの場合は取り外した現物を持って行く
- ネットショップの場合は丁寧にやり取りする
交換する場合は、こちらのコマパッキン(ケレップ)の交換方法が分かる動画(8:19)をチェックしてください。
ご自宅の水道と種類が違っていても、とても参考になるので、一度はチェックしておいてくださいね。
交換の手順は次の通りです。
- 止水栓または元栓を閉める
- ハンドルを取り外す
- ナットを外す
- 三角パッキンを取り外す
- スピンドルを取り外す
- コマパッキンを取り外す
- 三角パッキンとコマパッキンを新しいものに交換する
- 外した逆の順番で組み立てていく
- 止水栓または元栓を開けて水漏れがないか確認する
ハンドルの下にあるスピンドルを交換する
ハンドルの下から水漏れする場合は、ハンドルの下にあるスピンドルを交換する必要があります。
スピンドルとは、水量の調整をする役割を持つ水栓のハンドルに取り付けられているパーツです。
画像引用)SANEI「水栓スピンドル(固定コマ)」
必要な道具は次の通りです。
- スピンドル 300円~
- マイナスドライバー 100円~
- プラスドライバー 100円~
- ウォーターポンププライヤー 600円~
交換する場合は、こちらの動画(9:45)をチェックしてください。
交換手順は次の通りです。
- 止水栓または元栓を閉める
- ハンドルを取り外す
- ナットを外す
- 三角パッキンを取り外す
- スピンドルを取り外す
- 新しいスピンドルに交換する
- 外した逆の順番で組み立てていく
- 止水栓または元栓を開けて水漏れがないか確認する
スパウトの付け根にあるパーツを交換する
スパウトの付け根から水漏れする場合は、スパウトの付け根にあるUパッキンとリングを交換する必要があります。
必要な道具は次の通りです。
- Uパッキン+リング…150円~
- ウォーターポンププライヤー…600円~
- マイナスドライバー…100円~
- プラスドライバー…100円~
- Uパッキンとリング
ハンドルタイプの水栓の蛇口の付け根に取り付けられているパッキンで、断面がUの字になっています。
画像引用)SANEI「パイプパッキンセット」
この部品を交換する場合は、こちらの動画(3:56)をご覧ください。
交換手順は次の通りです。
- 止水栓または元栓を閉める
- パイプの付け根のナットを取り外す
- パイプを引き抜く
- Uパッキンを取り外す
- リングを取り外す
- 新しいリングをパイプへつける
- 新しいUパッキンを水栓へつける
- 外した逆の順番で組み立てていく
- 止水栓または元栓を開けて水漏れがないか確認する
パッキンは水栓にはめ込み、リングはパイプについているので取り替えます。
どちらも取り付ける向きがあるので、表裏を間違えないようにしてくださいね。
壁と取付脚の接合部のシールを交換する
壁と取付脚の接合部から水漏れする場合は、接合部に取り付けられている劣化したシールテープを交換する必要があります。
必要な道具は次の通りです。
- シールテープ…100円~
- モンキーレンチ…600円~
- 歯ブラシ…100円~
- 30センチ以上のものさし…100円~
シールテープには、種類がいくつかありますので、ネジ幅に収まる幅で、厚いものを購入するようにしてください。
こちらの動画の01:35~の「古い蛇口の取り外し方」で分かりますので、ご覧になってみてください。
手順は次の通りです。
- 止水栓または元栓を閉める
- 水栓本体と取付脚の接合部のナットを緩める
- 今の水栓を取り外す
- 取付脚を外す
- 配管を掃除する
- シールテープを巻く前に何回取付脚のネジが回るか確認しておく
- シールテープを取り付けネジの周りに巻く
- 取付脚を左右同じ高さで取り付ける
- 水栓本体を取り付ける
- 止水栓または元栓を開けて、水漏れがないか確認する
注意点をご案内します。
⑧では、確認した「回る回数」から1回転分を引いた分だけ回してください。
取付脚をつけたら、取付脚の高さが壁と平行になっているかを、ものさし(定規)を使って確認します。
水栓本体は必ず水平になるように取り付けてくださいね。
賃貸アパート・分譲マンションでキッチンの蛇口の水漏れが起きたら?
賃貸の場合と分譲の場合で対処が異なります。
それぞれご案内していきますね。
賃貸の場合
まずは管理会社に連絡をしてください。
通常の使い方をしているのであれば、大家(貸主)さんが負担をすることになります。
賃貸入居時の契約書に記載内容がありますので、余裕があれば確認しておいてくださいね。
ただし、「モノを落として壊れた」などのあなたに過失がある場合は、あなたが負担をすることになることがあります。
火災保険は水漏れ修理については対象外ですが、水漏れによる床のダメージについては対象となることがあります。
いずれにしても、まずは管理会社に連絡をしてください。
分譲の場合
分譲マンションの場合は、自費での交換となりますので、基本的には自分で直すか業者を呼んで直してもらうことになります。
念のため、最初にマンションの管理人や管理会社に連絡をしてみてください。
関連する業者を紹介してくれることがあります。
ただし、こういったケースでの紹介はちょっと高額になりがちですので、次にご案内する方法で、プロを選ぶことをおすすめします。
キッチンの蛇口の水漏れをプロに修理してもらう場合の修理費用と注意点
キッチンのパッキン交換の費用相場は8,000円~です。
ただし、水栓の種類や交換するパッキンの種類によって金額が異なります。
業者によっても金額が異なります。
まれに悪質な業者がいて、金銭トラブルになることがあります。
次のようにして、悪質な業者をシャットアウトしてください。
- 見積もり無料のところに見積もりを依頼する
これだけで、悪質業者のほとんどを防ぐことができます。
さらに、コスパを考えるなら「暮らしの119番」のようなサービス力がある業者に依頼してください。
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キッチンの蛇口が水漏れしている場合の対策のまとめ
- 台所の水漏れは自分で直せる
- キッチンの蛇口の種類で直し方が異なる
- DIYが難しいならプロに依頼する
キッチンの蛇口から水漏れする場合、まずは落ち着いて、水栓金具の種類を特定し、水道のどこから水漏れしているのかを確認してください。
水漏れの原因の大半は、パッキンやカートリッジの劣化ですので、直し方はそのパーツを交換することです。
シングルレバー混合栓は、分解が難しいので、自分では無理だと判断したら、プロに依頼してくださいね。
このページでご案内している暮らしの119番に依頼すれば、スムーズに蛇口の水漏れを解消できますよ。