「トイレがつまったので、スッポンで解決したい」
「スッポンを突っ込んでジャブジャブすればいいんだっけ?」
普段、あまり使うことが無いため、何となくのイメージで使おうとしていませんか?
下手に使うと、つまりがひどくなったり、便が飛び散って悲惨な状況になったりしてしまいます。
このページでは次のことをご案内していきます。
- 選び方
- 正しい使い方
- 使う際の注意点
スムーズなつまり解消にお役立ていただければと思います。
自宅にスッポンがあって「今すぐ何とかしたい」という方はこちらをご覧ください。
トイレのつまりを解決するスッポンの種類と選び方
スッポンには、「通水カップ」や「プランジャー」「吸引器」「スポイドゴム」「ラバーカップ」なとといろいろな名前があります。
正式名称はラバーカップですが、ホームセンターなどで探す際は、スッポンの方がスタッフに伝わりやすいです。
スッポンは3種類あります。
- 和式トイレ用
- 洋式トイレ用
- 節水トイレ用
トイレのタイプに合わせた方がより効果的ですので、これから購入する方は、使用するトイレのタイプに合わせて選んでくださいね。
それぞれの違いを簡単にご案内します。
種類①:和式トイレ用
お椀型のスッポンです。パッとイメージするスッポンはこの形ではないかと思います。
価格は700円~です。
ダイソーなどの100均ショップでも取り扱っていることがありますが、品質はそれなりです。
種類②:洋式トイレ用
おわん型の先端に突起物がついています。洋式トイレに強い圧をかけられます。
価格は800円~です。
種類③:節水トイレ用
より広範囲をカバーできるように、おわん型に帽子のツバのようなものがついています。
価格は1,200円~です。
トイレがつまる原因とスッポンで取れるつまり
トイレがつまる原因は次の通りです。
- トイレットペーパー(+便)
- オムツ
- 生理用品
- 固形物(スマホ、おもちゃ、鍵など)
このうち、スッポンが有効なのはトイレットペーパー(+便)によるつまりだけです。
これらは水溶性ですので、2~3時間放置すれば溶けて流れることがあります。
もちろん、「今すぐ!」「できるだけ早く!」解消したい場合は、スッポンをお使いください。
それ以外のもの(オムツや生理用品、スマホ、おもちゃ、鍵などの固形物)は、スッポンでは取れません。
取ろうとすると、排水管の奥に詰まってしまうことがあります。
上記のものがつまっていると分かっている場合はもちろん、その可能性が少しでもある場合でも、事態を悪化させないために、プロを呼んでください。
>>プロに依頼する
トイレのつまりをスッポンで取るための正しい使い方
和式用でも洋式用でも節水用でも、基本的な使い方は同じです。
まずは、飛び散りを防ぐために、事前準備をしてください。
- トイレの床にビニールを敷く
- 電源プラグや電源タップをビニールで覆う
- ビニール手袋をする
- フェイスシールド(500円~)で顔を覆う
- 大きいゴミ袋に穴を1つ開ける
- 穴にスッポンの柄(え)を通す
- 便器を③のゴミ袋で覆う
こちらの動画の01:55~で、水撥ねを防ぐ方法を案内していますので、確認してみてくださいね。
便器を覆うことができるほどの大きなゴミ袋を用意して、穴を1つ開けてスッポンの柄(え)を通します。
そのビニール袋で、トイレを覆えば準備完了。
いよいよスッポンを使います。
まずはこちらの洋式トイレにスッポンを使っている動画(1:27)をご覧ください。
こちらの動画では1,300円の洋式トイレ用のラバ―カップを利用しています。
手順は次の通りです。
- 適度な水量にする
- スッポンを排水口へ押し付ける
- 丁寧にゆっくりと押す
- 勢いよくスッと引く(小刻みに)
- ③と④を繰り返す(小刻み)
- ゴー、ゴボッなどと音がして水が引いたらSTOP
- 水を流す
- 水がスムーズに流れたら完了
適度な水量とは、スッポンのお椀の部分が水の中にある状態になる量です。
少ない場合はトイレのレバーを少しひねって足します。
多い場合は、ちょっと汚いですが汲み出してください。
カップを押し付ける場合は、排水口と平行になるようにしてください。
飛び散らないように、ゆっくりと丁寧に行います。
勢いよくスッと引くとありますが、排水口付近で小刻みに行ってくださいね。
便器から出てしまうと飛び散ってしまうからです。
「ゴボッ」「ゴボゴボ」「ゴー」などと音がして、水が引いたら、トイレのレバーを引いて水を流します。
つまっていないことを確認できたら完了です!
終わった後のお手入れは次の通りです。
- きれいに水洗いする
- 天日干しでしっかりと乾燥させる
- 専用のスタンドに収納する
スッポンはゴム製のため、洗剤や漂白剤を使うと劣化してしまうので、極力避けてくださいね。
スッポンを使っても流れない、直らない場合の原因と対策
スッポンでつまりが取れない原因は、次の可能性があります。
- トイレットペーパーと便が大量に詰まっている
- オムツ
- 生理用品
- 固形物(スマホ、おもちゃ、鍵など)
トイレットペーパーが大量につまっている場合は、スッポンよりも強い圧をかけられる真空型のラバーカップ(2,500円~)を使うという方法があります。
画像引用)SANEI「真空式パイプクリーナー」
こちらは、洋式便器で使っている様子が分かる動画(1:08)です。
使い方は次の通りです。
- カップの部分で排水口を覆う
- そのままハンドル部分を数回上下する
先ほどもご案内したように、おむつや固形物の場合は、スッポンなどの道具を使うと奥に詰まってしまう場合があります。
この場合はプロに依頼してください。
大量に詰っているのか、おむつなどがつまっているのかを判断できない場合は、プロに依頼してください。
>>プロに依頼する
スッポンがない場合にトイレのつまりを取る「代用品」
「スッポンが無いので何か代用品が無いかな?」とお考えの方に、スッポンの代用品をご案内します。
- ペットボトルを使う
- 針金ハンガーを使う
スッポンほどの効果はありませんが、軽い詰まり程度なら解消することがあります。
①ペットボトルを使う
まずはペットボトルを使う方法をご案内しますね。
手順は次の通りです。
- 500ml or 1000mlのペットボトルを用意する
- ペットボトルの底から3cmくらいのところをぐるりと切り取る
- ペットボトルのキャップを外した飲み口部分を手でふさぐ
- 切り取った底部分を排水口に押しあてる
- スッポンを使うように押したり引いたりして詰まりを取り除く
- ゴボっという音がして水が引いたらSTOP
- 水を流してスムーズに流れたら完了
②針金ハンガーを使う
続いて、針金ハンガーを使う方法です。
手順は次の通りです。
- ハンガーのねじれている所をペンチでほどく
- 1本の棒状になったら、カーブさせる
- 先端を入れて何度もガシガシする
- つまりが取れていたら完了
顔や手、床や壁が汚れないように、事前準備をしっかりとしてから取り組んでくださいね。
トイレのつまりがスッポンでは直らない場合はプロに依頼!
「やってみたけどダメだった…」
「自分ではやりたくない」
「トイレットペーパー以外のものがつまった…」
このような方は、プロへの依頼をご検討ください。
プロに依頼する場合、気になるのはお値段ですよね。
料金の相場は次の通りです。
作業内容 | 費用(料金相場) |
---|---|
つまり除去 | 10,000円∼ |
高圧洗浄機を使用 | 40,000円∼ |
便器の着脱 | 10,000円∼ |
業者の中には、少なからず悪徳業者が存在しています。
見積りも説明も無いまま修理を始めてしまい、完了したら高額な請求をしてくる
このような業者に当たってしまわないように、しっかりリサーチして作業内容と相場を把握し、追加料金が発生しないところを選ぶようにしてください。
リーズナブルと評判なのが「暮らしの119番」です。
365日営業しており、最短5分以内に手配完了します。支払い方法は現金以外にクレジットカードやQRコード決済に対応しています。
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こうしたサービス力が高い専門業者を選ぶようにしてください。
トイレつまりにスッポンを使う方法のまとめ
- スッポンは3種類あり、正しく使う必要がある
- 取れないつまりがある
- つまりを修理できない場合はプロに依頼する
トイレのつまりをとるスッポンは、トイレの種類に応じて3種類あります。
正しく使ってもトイレットペーパーや便以外のつまりは取れません。
オムツや固形物がつまっていたり、何がつまっているのか判断できない場合は、プロに依頼してください。
このページでご案内した暮らしの119番に依頼すると良心的な金額でつまりを解消してくれますよ。