プッシュプル錠とは?DIYで交換する手順や費用、プロの費用を解説!

「ウチの玄関のドアの鍵、プッシュプル錠なんだけど…どんな仕組み?」
「プッシュプル錠ってDIYで交換できる?プロに依頼するといくらなんだろう?」

このページではこうした疑問を解決していただけけます

もし玄関のプッシュプル錠に不具合がある場合は、自分で修理できることもありますが、DIY難易度が高いので基本的にはプロに依頼することをおすすめします。

>>プッシュプル錠をDIYで修理・交換する
>>プッシュプル錠の修理・交換をプロに依頼する

プッシュプル錠とは?仕組みや種類、メリット・デメリットを解説!

プッシュプル錠は利便性や防犯性の高さで、現在、主流となっています。

ここからはその仕組みや種類、メリット・デメリットを分かりやすくご案内していきます!

プッシュプル錠とは?仕組みや種類

プッシュプル錠はシリンダー錠の1種です。

ドアの開閉をハンドルで行うのですが、その開け方・閉め方に違いがあります。

こちらの動画をご覧になってみてください。

次の動作だけでドアの開閉をしていることが分かります。

プッシュプル錠の開け方・閉め方

プッシュ(Push)=押す
もしくはプル(Pull)=引く

ハンドルを押す・引くという1つの動作でドアを開閉することをワンアクション・ワンタッチなどといいます。

解錠・施錠の仕組みは、他と同じでシリンダーに鍵を差し込んで回すというものです。

玄関の扉にプッシュプルハンドルが登場したのは1995年頃~で、その種類は主に次の3つです。

・①グリップタイプ

画像引用)GOALカタログ P92

・②バータイプ

画像引用)GOALカタログ P94

・③プレートタイプ(スクエア)

画像引用)美和ロック 総合カタログ P238

プレートタイプはプッシュプルハンドルの室内ドアに使われることがあります。室内ドアのプッシュプルハンドルの価格は5,000円~です。

プッシュプルハンドルの種類は主に3つですが、名称やデザインは各メーカーによって異なります。

この他にレバータイプのハンドルを用意しているメーカーもあります。

プッシュプル錠のメリット・デメリット

プッシュプル錠のメリット

・ワンアクションで簡単に開閉できる
・防犯性が高い
・見た目がオシャレ

他の錠は次のようにツーアクションでドアを開閉します。

・レバーハンドル錠やインテグラル錠の開閉

「①ひねる → ②押す・引く」のツーアクション

・サムラッチ錠の開閉

「①つまみを押える → ②押す・引く」のツーアクション

プッシュプルハンドルの場合、先ほどもご案内したようにハンドルを「押すだけ(引くだけ)」のワンアクション・ワンタッチでドアを開閉できます。

あまり力を入れなくても、ハンドルの押し引きでスッと動くため、ご高齢の方や子ども、握力の弱い人にも使いやすいです。

またレバーハンドル錠やインテグラル錠はシングルロックで錠前・シリンダーが1つのため、そこを突破されると不正侵入されてしまいます

ですが、プッシュプル錠にはハンドルの上下に1つずつ錠前が付いているダブルロック構造のものが多く、その分、防犯性が高いです。

さらに、次のような防犯対策が施されているプッシュプル錠が多いです。

・ディンプルシリンダーの採用
・防犯サムターンの採用
・バール攻撃のような鍵を破壊行為への対策

ディンプルシリンダーとは、ピッキングという不正開錠に強い構造のシリンダーです。

ディンプルシリンダーについてはこちらの「ディンプルキーの合鍵を複製する5つの方法」で詳しくご案内していますのでご覧になってみてください。

サムターンとは、扉の内側についているつまみ(サムターン)のことです。

通常のサムターン

防犯サムターンとは不正開錠を防ぐための施策がされたサムターンです。

例えば美和ロックでは、上下にボタンを付けて、そのボタンを押さないとサムターンが回らないようにしたスイッチ式サムターンを採用しています。

美和ロック「スイッチ式サムターン」
プッシュプル錠のデメリット

・比較的価格が高い

プッシュプル錠のデメリットは、価格が高いことです。

例えば、美和ロック社の「PGF713」というシリーズのプッシュプル錠は、次のような価格です。

・標準的なタイプ:32,500円~
・防犯性を高めたタイプ:5万円~

PGF713

同じ美和ロック社のレバーハンドル錠「U9LA52」は約1万円程度の価格ですので、同じメーカーでも3倍~プッシュプル錠の方が高額です。

U9LA52

画像引用)美和ロック総合カタログ P22,P234,P120

プッシュプル錠のメーカー一覧

プッシュプル錠のメーカーは、鍵メーカーとドアメーカーに分かれます。

フロント板に刻印されたメーカー名をチェックすることで見分けることができます。

・代表的な鍵メーカー

メーカー名特徴
MIWA国内シェア60%の鍵メーカー
刻印は「MIWA」
GOAL国内2位の関西の大手鍵メーカー
刻印は「GOAL」
ユーシンショウワ1998年設立の鍵メーカー
刻印は「UshinSHOWA」「SHOWA」
WEST1933年創業のメーカー
刻印は「WEST」
ALPHAFBロックが有名な鍵メーカー
刻印は「ALPHA」
Opnus(オプナス)金融機関に強いメーカー
刻印は「Opnus」

・代表的なドアメーカー

メーカー名特徴
LIXIL/TOSEM国内最大手の建材メーカー
刻印は「LIXIL」「TOSEM」
YKK AP「窓やドア」メーカー
刻印は「YKK ap」
阿部興業「木製」のドア・建具メーカー
刻印は「各鍵メーカーの刻印」
三協立山国内大手の建材メーカー
刻印は「各鍵メーカーの刻印」

ドアメーカーは鍵メーカーのOEM品を利用していますので、刻印がMIWAやGOALなどの場合があります

また、会社によって、ハンドル部分の名称やデザイン、製品の特徴が異なります。

例えば、鍵メーカーのOpnusの「パレットラインL」というプッシュプル錠の特徴は、左右どちらからでも操作できることです。

LIXIL/TOSTEMには、グリップタイプのハンドルに「ムーンハンドル」「アーチハンドル」がありますし、プレートタイプを「スクエアハンドル」と呼んでいます。

YKK apには、「洋風カーブハンドル」という手づくりの風合いがあるグリップタイプのハンドルがありますし、バータイプのプッシュプルハンドルを「ストレートタイプ」と呼んでいます。

参考・画像引用)YKK apカタログP42Opnus パレットラインL、MIWAカタログP226~,P925、GOALカタログP75~鍵・錠前のメーカー59社

プッシュプル錠の修理はできる?不具合別の解決法を解説!

プッシュプル錠の不具合の状況によって、原因と解決法が異なります。

簡単な修理で解決する場合もありますが、難易度が高いDIYやプロへの依頼が必要になることもあります。

状況別の原因と解決法をご案内していきますが、原因がよく分からない場合は、鍵修理・交換のプロに相談してくださいね。

賃貸や分譲マンションの場合は注意!

賃貸や分譲マンションの場合、不具合があればまずは管理会社や大家さんに連絡をしてください。

勝手に交換をしてしまうと、原状回復するように言われる場合があります。

そうなると元の状態に自腹で戻すことになってしまいます。ご注意ください。

①ドアが開かない

原因解決法
蝶番(ちょうつがい)のネジがゆるんでいるネジを締める
錠の経年劣化や故障錠ケースの交換
扉の建付けに不具合が生じたドアの交換

蝶番(ちょうつがい)をチェックして、ネジがゆるんでいるいるようならプラスドライバーでネジを締めてください。

「電動ドライバーを使わないようにしてください」など、注意事項が記載されている場合は、その内容に従ってください。

ネジではない場合は、錠ケース(ラッチ)の経年劣化や故障の可能性があります。

「錠ケースとラッチは同じものなの?」と思われるかもしれません。

違いは次の通りです。

錠ケース・ラッチケース・ラッチ・ラッチボルト・ケースロックの違い

本来「ラッチ」は、ラッチボルトのことです。

ただ、ラッチボルトと限定せずに「ラッチ」という場合、ラッチボルトが収まっているケース(錠ケース・ラッチケース・ケースロック)も含めていることがあります。

錠ケースは扉の内部に収まっています。

そのため、問題があるかどうかを判断するには、取り外してみる必要があります。

DIYで錠ケースを交換することはできます。

>>錠ケースの交換方法はこちら

ですが、DIY難易度が高いので、基本的にはプロに依頼することをおすすめします。

ネジや錠ケースに問題が無い場合は、扉自体に問題がある可能性があります。

この場合は、ハウスメーカーやリフォーム会社、ホームセンターのリフォーム窓口に相談することになります。

大事にならないように、まずは鍵修理・交換業者に連絡して、原因把握をしてみてください。

②ハンドルがガタつく(ハンドルが取れそう)

原因解決法
ネジのゆるみネジを締める
経年劣化や故障ハンドルの交換

プッシュプル錠のハンドルがガタつく、あるいはハンドルが取れそうな場合は、ネジのゆるみが考えられます。

一旦外して取り付け直すことで改善する場合がありますので、一度試してみてください。

玄関ドアのプッシュプルハンドルの外し方は、各メーカーやドアの仕様で異なります。

こちらの「ハンドルを交換する方法」をご覧になったり、各メーカーの窓口に問い合わせたりしてください。

この方法で改善しない場合は、経年劣化や故障でハンドルが破損している可能性が高いため、ハンドルの交換が必要です。

>>ハンドルの交換方法はこちら

③鍵が空回りする

原因解決法
鍵本体の汚れや劣化メーカー純正のスペアキーを試す、鍵を洗浄する
シリンダーの汚れや劣化、破損シリンダーの洗浄、交換
錠ケースのデッドボルトに力を伝える部品の劣化や破損錠ケースごと交換

メーカー純正の鍵を試してみてください。

メーカー純正の鍵には、持ち手にMIWA、GOALなど、ブランド名が記載されています。

メーカーの刻印が無い場合は、合鍵業者に依頼してメーカー純正の合鍵を取り寄せることになるのですが、防犯性が高いディンプルキーの場合は4週間ほどかかってしまいます

ディンプルキーを取り寄せる方法はこちらの「ディンプルキーの合鍵を複製する5つの方法」でご確認いただけます。

「いや、そんなに待てないよ」という方は、鍵の修理・交換業者に連絡を取ってみてください。今のあなたに最適な提案をしてくれますよ。

純正キーを使っている人は、鍵が空回りする原因が鍵本体の汚れや劣化の可能性があるので、鍵を洗浄してみてください。

>>鍵の洗浄方法はこちら

鍵に問題が無い場合、シリンダーに問題がある可能性があります。

シリンダーが2つあるダブルロックタイプの場合は、両方ともチェックしてくださいね。

まずはシリンダー内を洗浄し、潤滑剤を使ってみてください。

>>シリンダーの洗浄方法はこちら

それでもダメな場合は、シリンダーを交換する必要があるかもしれません。

>>シリンダーの交換方法はこちら

シリンダーに問題が無い場合は、プッシュプル錠のラッチの「ケース内部の部品」に原因があると考えられます。

プッシュプル錠のケース錠・ラッチ

ですが、錠ケース内の部品には替えの部品はありませんので、錠ケース(ラッチ)ごと交換することになります。

>>錠ケース・ラッチの交換方法はこちら

ツーロックの場合は2つの錠ケースをチェックする必要があります。

参考)玄関の鍵が入るけど回らない8つの原因

④ハンドルが固い

原因解決法
ストライクのネジのゆるみ、破損ネジを締め直す、ストライクの交換
ハンドルのネジのゆるみ、破損ネジを締め直す、ハンドルの交換
ラッチケースの破損錠ケースの交換

ストライク(トロヨケ)やハンドルのネジのゆるみであればドライバーで解決できます。

それでダメな場合は、ストライクやハンドルの破損、ラッチの破損が原因でうまく動作していないことが考えられます。

この場合はストライクやラッチケースを交換する必要があるかもしれません。

交換方法をご案内していますが、原因が分からない場合は、鍵修理・交換のプロに相談してください。

>>ハンドルの交換方法はこちら
>>錠ケース・ラッチの交換方法はこちら

プッシュプル錠をDIYで修理・交換する方法と費用

それぞれ詳しくご案内していきますね!

①プッシュプル錠の「ハンドル」の交換方法と費用

ハンドル交換の手順

①プッシュプル錠の交換用ハンドルを選ぶ
②ハンドルを外す
③ハンドルを取り付ける

メーカーの仕様やハンドルのタイプによって交換手順が異なります。共通するのは上記の手順です。

ハンドル交換の手順のうち、最初のポイントとなるのはハンドルの購入です。

プッシュプル錠の交換用ハンドルを選ぶ

交換用のハンドルを選ぶポイント

・メーカー名と型番を見る
・ハンドルのタイプを選ぶ
・扉のサイズを確認する

同じものと交換する場合は、メーカー名と型番をチェックしてください。

廃盤となっている場合やハンドルのタイプを代えたい場合は、次の内容を確認して、対応しているハンドルを選ぶことになります。

・ドアの各部(フロント板、ビスピッチ、バックセット)のサイズを確認
・右勝手、左勝手の確認
・ハンドルのタイプ

各サイズのの確認

バックセット=ドアの角から錠の中心までの距離

やるべきことはメーカーの仕様やハンドルのタイプによって異なります。

ですので、ネットの通販サイトで1つずつ確認しながら購入することをおすすめします。

ハンドルを外す、取り付ける

玄関ドアのプッシュプルハンドルの外し方ですが、基本的にはネジを外すだけでできます。

ですが、メーカーの仕様やハンドルのタイプで異なりますので、ここではポイントだけご案内しますね。

扉とハンドルの接続部分がツメではまっている場合は、マイナスドライバーなどを使って外します。

グリップハンドルで側面にネジがある場合はそのネジを外し、ハンドルを引き上げて外します。

カバーを外すと固定ネジが見えるようになっているパターンもあります。

こちらの動画では、川口技研のドアのバータイプのハンドル交換の様子が分かります。

こちらの動画では、WESTのスクエアタイプのハンドル交換の様子が分かります。

1:17~でハンドルを外しています。

ハンドルを取り付けるのは、その逆の手順をたどるだけです。

最後に動作確認をして完了です!

ハンドル交換に必要な道具と費用

道具費用
ドライバー各種100円~
ハンドル20,000円~

一般的なドライバーがあれば問題ありません。

ハンドル本体の価格は製品によって幅がありますが、20,000円~かかります。

参考)LIXIL「玄関ドアの把手(取っ手)が取れそうになっています」

②プッシュプル錠の「シリンダー」の交換方法と費用

シリンダー交換の手順

①プッシュプル錠の交換用シリンダーを選ぶ
②室内外のハンドルを外す(必要な場合)
③シリンダーを外す
④新しいシリンダーを取り付ける
⑤室内外のハンドルを取り付ける
⑥動作確認

手順のうち、最初のポイントとなるのは交換用のシリンダーの購入です。

プッシュプル錠の交換用シリンダーを選ぶ

交換用のシリンダーを選ぶポイント

・型式を確認する
・装着できるシリンダーのタイプを確認する
・目的に合ったシリンダーを選ぶ

メーカー名と型式がフロント板に記載してあります。

この刻印に対応するシリンダーをカタログやネット通販サイトで確認します。

例えば、プッシュプル錠のフロント板にある刻印がMIWA・PGFとある場合、メーカーは美和ロック社です。

美和ロックのカタログで対応シリンダーをチェックすると、U9・PR・PR-J・LB・LB-J・JNが装着できることが分かります。

なお、このシリンダーのタイプによって、鍵の形状や防犯性などが異なります。

防犯性が高いものを採用したい場合は、ディンプルシリンダー(MIWAの場合はU9以外)を選ぶようにしてください。

・関連記事

シリンダーを交換する

一連の流れはこちらの動画で確認できます。
動画はプッシュプル錠ではありませんが、イメージを付けていただくには十分な内容です

この動画をご覧いただき、次の説明をお読みいただくと、より一層作業イメージが付きやすいので、試してみてください。

シリンダーの交換方法

シリンダーを外すには、フロント板を固定しているネジを回して、フロント板を外します。

フロント板を外すとシリンダーを固定するピンが見えるようになるので、マイナスドライバーなどを使って抜き取ります。

交換用のシリンダーを取り付け、ピンで固定し、フロント板をねじ止めします。

動作確認をして完了です!

参考)自分で「シリンダーだけ」を交換する

シリンダー交換に必要な道具と費用

道具費用
ドライバー各種100円~
シリンダー約4,000~

費用や必要な道具は上記の通りです。

ドライバーは特別なものではなく、一般的なプラスドライバーがあれば大丈夫です。

ピンを抜くためのマイナスドライバーが無い場合は、小さめのヘラなどでも代用できますよ。

参考)MIWAカタログ P228,P50

③プッシュプル錠の「錠ケース」「ラッチ」の交換方法と費用

手順

①プッシュプル錠の交換用錠ケース・ラッチを選ぶ
②室内外のハンドルを外す(必要な場合)
③フロント板を外す
④錠ケース・ラッチを外す
⑤新しい錠ケース・ラッチを取り付ける
⑤フロント板を取り付ける
⑥動作確認

最初のポイントとなるのは交換用の錠ケース・ラッチの購入です。

プッシュプル錠の交換用錠ケース・ラッチを選ぶ

交換用の錠ケース・ラッチを選ぶポイント

・フロント板のメーカー名、型番の刻印をメモする
・サイズ計測する(バックセット、フロント板の縦横、ビスピッチ)
・販売店と電話やメールでやり取りをする

フロント板に刻印されているメーカーと型番をメモし、各サイズを計測します。

その情報を元に代替え製品をネットで検索し、購入前に販売店とやり取りをして、問題無ければ購入します。

廃盤となっている場合は、情報を元に、販売店に代替品の提案をしてもらうとスムーズですよ。

錠ケース・ラッチを交換する

こちらの動画で錠ケース・ラッチの外し方をご覧いただけます。

~0:59までで古い錠の取り外しの様子、0:59~で新しい錠の交換の様子が分かります。

この動画をご覧いただき、次の説明をお読みいただくと、より一層作業イメージが付きやすいので、試してみてくださいね。

錠ケース・ラッチの交換方法

ハンドルを外すには固定しているネジを外す必要があります。

各社の仕様やハンドルのタイプで内容が異なります。

例えば、扉とハンドルの接続箇所にカバーがある場合は、そのカバーを外してから、固定しているネジを外します。

続いて、フロント板のネジをプラスドライバーで外し、錠ケースを外します。

新しく購入した錠ケースを取り付けたら、外した手順と逆の手順で、室内外のハンドルを取り付けます。

動作確認をして完了です!

錠ケースの交換に必要な道具と費用

道具費用
・ドライバー各種100円~
・錠ケース4,000~

ドライバーは特別なものではなく、一般的なプラスドライバーがあれば大丈夫です。

錠ケースは安いもので4,000円~、高くても15,000円程度です。

プッシュプル錠をスマートロックに交換するには?

プッシュプル錠をスマートロック、電子錠に交換する場合は取り付けられる電子錠の選び方が難しいです。

取り付けたいスマートロックを選ぶのではなく、現在の錠前に適したスマートロックを選ぶことになります。

プッシュプル錠をスマートロックに交換したい方は、まずはこちらの「電子錠を取り付ける方法」をご覧になってください。

「忙しくて時間が取れない」「調べた結果、DIYでは難しい」という人は、プロに依頼することをご検討ください。

プッシュプル錠の交換の外注費と依頼先の選び方

・プッシュプル錠の交換費用(商品代込み)

交換内容費用
シリンダーの交換15,000円~
ハンドルの交換30,000円~
錠前の交換(スマートロック含む)25,000円~
玄関のドア交換300,000円~

プッシュプル錠のシリンダー、ハンドル、スマートロック、ドアの価格は製品により異なりますので、予算を伝えて提案してもらう手もあります。

依頼先は依頼する内容で異なります。

依頼先対応業務
サービス代行店鍵・錠前・ハンドルの交換
鍵交換業者鍵・錠前・ハンドル交換
ハウスメーカー錠前・ハンドル交換、ドア交換のリフォーム
リフォーム会社ドア交換のリフォーム

サービス代行店とは、美和ロック社ならSD店(サービス代行店)、GOAL社ならGMS(ゴールメンテナンスステーション)です。

各社の認定を受けていますので対応はできますが、シリンダー、錠前、ハンドルの交換だけを専門にしているわけではない場合が多いです。

よりスムーズなのは実績が豊富で対応に慣れている鍵修理・交換業者です。

暮らしの119番のような実績が豊富で即日対応してくれる業者に見積もりを取るようにしてくださいね。

玄関ドアの交換が必要な場合は、家を作ったハウスメーカーやリフォーム会社を探すことになります。

賃貸・分譲の場合は、すでにご案内した通り、まずは管理会社や大家さんに連絡をしてください。

プッシュプル錠のまとめ

このページのまとめ

・プッシュプル錠はワンアクションで開閉できる便利な錠前
・状態によってはDIYで交換することができる
・急いでいる、DIYが苦手ならプロに依頼

プッシュプル錠は、押す(もしくは引く)の1つの動作で開閉できる利便性の高い錠前で、現在の主流は上下に鍵穴(シリンダー)がある防犯性の高いツーロックです。

DIYでネジの締め直しやシリンダー・ハンドル・錠ケースの交換をすることで修理できる場合があります。

ただし、急いでいたり、DIYに慣れていなかったりする場合は、プロに依頼することをおすすめします。

シリンダー・ハンドル・錠ケースの交換やスマートロックへの交換なら鍵修理・交換の専門業者へ、ドアごと変える場合はリフォームに対応している会社に連絡をしてください。

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