電子錠をDIYで取り付ける方法と外注費を解説【電子錠の購入ガイド付】

電子錠の取り付けをいざ実行しようとすると、次のような疑問が浮かびませんか?

・電子錠を取り付けたいけど、どれがいい?金額は?
・電子錠を玄関に後付けしたいけど、工事不要?
・DIYが難しい場合、プロに依頼するといくらかな?

このページでは、このような玄関などに電子錠を取り付ける際の疑問を解決していただけます。

電子錠を取り付ける前に「電子錠の購入ガイド」をチェック!

電子錠は「工事不要」「後付け」で取り付けられる製品が多いですが、種類が多すぎてどれを選べばいいのか分かりづらいです。

この8つのポイントは、あなたの家の玄関・オフィスなどに最適な電子錠を購入する際に役立ちます。

DIYで後付けする場合にも、プロに取り付けてもらう場合にも、ご一読ください。

なお、「すでに購入している」という方は次をチェックしてください。

>>サムターンを交換するタイプの取り付け方
>>両面テープで貼るだけのタイプの取り付け方
>>扉が「引き戸」の場合の取り付け方

【ポイント①】電子錠の購入場所を知る

電子錠の購入場所(おすすめ順)

①ネット通販(種類が豊富)
②電子錠取り扱いメーカー(そのメーカー品のみ)
③鍵専門店(会社・店舗が取り扱う種類のみ)
④ホームセンター(扱っていない or 種類が少ない)
⑤家電量販店(扱っていない or 種類が少ない)

電子錠は数千円~数万円かかり、購入するにあたって確認すべきことが多く、時間がかかります。

間違って今の扉に合わない製品を購入してしまうと、金銭的・時間的な損失が大きく、メンタルへのダメージが大きいです。

そのため、次のような理由でネット通販で購入することをおすすめします。

・メールや電話でやり取りできる
・種類が豊富
・価格がリーズナブル

家電量販店やホームセンターでは大型の店舗でも1~2種類ほどしか取り扱っていませんので、事前に電話で取り扱いの有無を確認してください。

【ポイント②】「3つの取り付けタイプ」を知る

タイプメリットデメリット
両面テープ・工事が不要
・後付けが可能
・取り付けが簡単
・扉に傷がつかない
テープの劣化により外れてしまう可能性がある
・取り外しが簡単なので、セキュリティ性が低い
・取り付け場所がズレると施錠できないこともある
サムターン交換
(開き戸用)
・工事が不要
・後付けが可能
・DIYでの取り付けが可能
・扉に傷がつかない
・種類が多い
・サムターンの形状が合わないと設置できない
・解錠できるスマホやリモコンを忘れた場合、解錠できない場合がある
扉の加工(引き戸)・後付けが可能
・セキュリティ性が高い
穴を開ける工事が必要
・業者に依頼する場合、設置費用が発生する
・原状の回復ができない

後付けできる電子錠にはこの3つのタイプがあり、それぞれメリット、デメリットがあります。

最も選ばれているタイプは「開き戸に取り付けるサムターン交換のタイプ」です。

サムターンとは、屋内側にある回転式のつまみのことです。

開き戸と引き戸は、それぞれ次のような玄関の扉のことです。

「開き戸のサムターン交換」が選ばれる理由は次の通りです。

・自宅の玄関の94%は「開き戸」と圧倒的なシェア(東京都調べ)
扉の加工が必要な「引き戸」は5%と少ない
・両面テープのタイプは外れやすい(落下で故障の可能性)

なお、このガイドの後半は「開き戸のサムターン交換」タイプの電子錠についての情報がボリューム多めです。

参考)東京都「ドアの安全性に関する調査報告」

【ポイント③】電子錠の価格相場を知る

電子錠のタイプ価格帯
サムターンの交換7,000円 ~ 110,000円
両面テープ5,000円 ~ 60,000円
引き戸の場合12,000円 ~ 50,000円

電子錠の価格相場は、1万円台~10万円以上と幅広いです。

多機能なほど価格は高くなる傾向にありますので、必要な機能を検討してくださいね。

【ポイント④】電子錠の機能を知る

役割機能
防犯・警告音による破壊やこじ開けの防止
・認証方法を2種類組み合わせる
・暗証番号の”のぞき見”防止
・暗証番号のカモフラージュ
・ロックエラーのお知らせ
・マスターパスワード設定可能
など
便利・スマホやICカードで解錠可能
・自動施錠ができる(オートロック)
・光による操作ナビ機能
・多人数の登録が可能
・ユーザーレベルの設定
・入退室の履歴管理
・電池切れ直前お知らせ
・火災時のオート解錠
・音量の調節
など

電子錠にはこのような機能があります。

繰り返しになりますが、多機能なほど、価格が高くなりますので、「何のためにどんな機能が必要なのか?」を、しっかりと検討する必要があります。

【ポイント⑤】解錠方法のメリット・デメリットを知る

解錠方法メリット・デメリット
①暗証番号
登録した暗証番号を入力する
メリット:テンキーの操作でOK
デメリット:番号忘れ
②指紋認証(生態認証)
登録された指紋を読み取る
メリット:操作が簡単、防犯性が高い
デメリット:エラーが起こりやすい
③リモコンキー
リモコンを近づける、ボタン操作をする
メリット:キーレスでOK
デメリット:紛失時に手間・時間がかかる
④カード(タッチキー)
ICカードや専用カードをかざす
メリット:鍵を無くしにくい
デメリット:紛失時に手間・時間がかかる
⑤スマートフォン
専用のアプリで操作する
メリット:鍵を無くしにくい
デメリット:ネット障害の影響を受ける
⑥①~⑤の組み合わせメリット:組み合わせによる
デメリット:組み合わせによる

電子錠の解錠方法は5つあり、それぞれメリット、デメリットがあります。

防犯性を高くするために、開錠方法を組み合わせている電子錠もあります。

番号忘れやカードなどの紛失で、「解錠できなくなってしまった場合の対処法」も確認した上で、あなたや使う人に適した解錠方法を選んでください。

【ポイント⑥】取り付ける場所・使う人を考える

場所は自宅か会社かに分かれます。

自宅の場合、小さい子どもやご年配の方がいる場合は、複雑な機能よりも使い勝手を考慮するようにしてください。

様々な立場の人が利用するオフィスに設置する場合は、暗証番号タイプや社員証が鍵代わりになるICカードタイプが導入されています。

オフィスで使われるのは次のような機能です。

・入退室管理機能
・利用者(管理者~ゲストなど)のレベル設定機能

二世帯家族・三世帯家族やオフィスの場合は、利用者数もチェックが必要です。

【ポイント⑦】取り付け可能かどうかを確認する

・取り付け可能かを知るための7つのポイント

ポイント概要
①開き戸・引き戸電子錠が開き戸用、引き戸用を確認する
引き戸用は「穴あけ加工」が必要なことがほとんど
②設置スペース電子錠を置くための十分なスペースがあるかを確認する
扉が大きなガラスのタイプ、凹凸があるタイプの場合はメーカーや販売店に問い合わせる
③バックセットのサイズドアの角から錠の中心までの距離を計測し、設置の可否をチェックする
④扉の厚みドアの底の部分の厚みを計測し、設置の可否をチェックする
⑤飾り座の有無飾り座が付いていると加工が必要な場合がある
⑥プッシュプル錠サムターン交換の場合はレバーの形状で取り付け不可な場合が多い
両面テープの場合はOKなことがある
⑦サムターンの形状商品によって取り付け不可なサムターンが異なる

扉のタイプやサイズ、既設の鍵穴の種類などによって取り付けられる電子錠の種類が異なりますので、購入前に確認しておいてください。

「③バックセットのサイズ」とは次の箇所のことです。

「⑤飾り座」とはこちらの部分のことです。

飾り座が引っかかってしまって、取り付けられない場合があります。

「⑥プッシュプル錠」とはこのような錠のことです。

押す・引くという動作で簡単に開くため、ここ数年で主流になってきています。

「⑦サムターンの形状」ですが、例えば、ドアノブタイプのサムターンには対応不可な場合があるなど、細かく分かれます。

購入に失敗しないために、

①取り付け予定の扉
②このページの内容(購入ガイド)
③購入予定の電子錠の商品説明ページ

を念入りに照らし合わせながらチェックすることをおすすめします。

【ポイント⑧】カギの「対応タイプ」などを知る

【!】「開き戸のサムターン交換をするタイプの電子錠」の場合に必要な情報です。引き戸・両面テープのタイプを取り付ける方は飛ばしてください。

サムターンを交換する電子錠の場合、あなたの家の玄関に後付けできるかどうか、電子錠の対応タイプを知る必要があります。

次の3つを確認してください。

1つずつご案内していきます。

【!】商品説明ページにこれらの情報が記載されていない場合、「必要ないタイプ」か「実際には必要だが記載されていない場合」がありますので、要注意です。

【確認事項①】錠ケースのメーカーと型番の刻印

玄関のこちらの箇所(錠ケース)に、

・メーカー名(MIWA、GOAL、LIXIL、TOSTEMなど)
・型番

が刻印されていますので、控えておいてください。

【確認事項②】電子錠の「対応タイプ」

電子錠の商品説明ページで、メーカー名と型番に対応しているタイプの電子錠かどうかを確認します。

説明ページには次のように記載していることが多いです。

・対応錠前詳細
・対応錠前
・設置できる錠前の種類
・刻印が下記の表の中にあれば取替可能

例えば、玄関の鍵の箇所にMIWA・LAと刻印されているなら、電子錠の対応タイプがLA・DAかどうかを確認する必要があります。

なお、対応タイプLA・DAの電子錠は、次のようなMIWAの型番に対応しています。

対応タイプMIWAの型番
LA・DA
LA(DA)
LA、LAMA、LASP、LAF、LAG、WLA、DA、DAF、DV、DVF、13LA、PPA、DH、AL-02、LV、PA、PASP、PG、PGF、DASP、ALA、FG、FE、AL3M、AL、AD、LH.MH、WLH、AFF、LVF

【確認事項③】シリンダーの形状を確認する

シリンダーとは、鍵を差し込む筒状のパーツのことです。

シリンダーの形状がマッチしていないと、購入した電子錠を使うことができません。

ほとんど場合、ここまでにご案内した①の「メーカーと型番」と②の「対応タイプ」がマッチしていれば、シリンダーの形状もマッチしています。

ですが、中には例外があります

また、鍵が2ヶ所ある扉の場合は、上下で鍵穴が違っている場合がありますので、両方とも確認しておいてください。

…以上、8つのポイントをご案内してきました。

最適な電子錠を購入するには、知っておく情報が多いということがご理解いただけたかと思います。

このガイドと購入予定の電子錠の商品説明ページ、取り付け予定の扉を何度か行き来しながらチェックすると間違わずにすみます。

ぜひトライしてみてください。

なお、購入やDIYでの取り付けに失敗しても取り返しがつきませんので、電子錠の取り付けは最初からプロに依頼することをおすすめします。

プロに依頼する方はこちらをチェックしてみてください。

>>自宅に電子錠を取り付ける
>>オフィスに電子錠を取り付ける

自分で玄関やオフィスに電子錠を取り付ける方法(DIY)

電子錠を後付けで取り付ける方法は3つあります。

この後、1つずつご案内していきます。

DIYは自己責任で!

電子錠の取り付けによって生じたトラブルについては、メーカーや販売店は一切責任を負いません。全て自己責任となります。

失敗してしまうと取り返しがつきませんので、電子錠の後付けをDIYでするのは、おすすめではありません。

プロに依頼する方はこちらをチェックしてみてください。

>>自宅に電子錠を取り付ける
>>オフィスに電子錠を取り付ける

【方法①】サムターンを交換するタイプの電子錠を取り付ける

サムターンとは、屋内側にある回転式のつまみのことです。

サムターンを交換して電子錠を取り付ける4つの手順は次の通りです。

手順概要
①サムターンを取るシリンダーを落とさないように気を付けながら、サムターンを取り外す
②プレートを固定する外したサムターンの場所に本体の取り付けプレートを固定する
③本体を設置する取り付けプレートに本体を設置し、扉の外側には室外機を取り付け、それぞれに電池を入れる
④動作の確認動作を確認してから、スマホでアプリの設定をする

所要時間の目安は30分~1時間前後です。

取り付ける電子錠や扉によって手順や時間は若干異なります

こちらはLockin社の電子錠(G30 Smart Lock)を取り付けている動画です。

まずはこの動画で大きな流れのイメージを付けてください。

02:50~で「部屋側のサムターンを取り外す手順」が、03:15~で「プレートを固定する手順についての説明」がスタートします。

この動画のスマートロックが取り付け可能かどうかは、G30 Smart Lock取り付け確認早見表で確認できます。

必要な道具は次の通りです。

必要な道具金額
電子錠(Lockin G30 Smart Lock)37,566円~
ドライバー200円~1,000円

ドライバー1本で交換できる製品の場合はDIY初心者でも交換ができます。

とはいえ、何かあった時のために、メールや電話でやり取りできるショップで購入することをおすすめします。

なお、メーカーのLockin社は電話対応していませんので、販売店とやり取りすることになります。

【方法②】両面テープで貼るタイプの電子錠を取り付ける

両面テープで貼るだけの電子錠を取り付ける5つの手順は次の通りです。

手順概要
①サムターンホルダーの確認既設のサムターンのサイズに合うサムターンホルダー(付属品)を選び、選んだホルダーを本体に取り付ける
②本体の高さの調整サムターンホルダーがサムターンのつまみ部分にしっかり合うよう、本体の高さを調整する
③電池をセット本体に電池を取り付ける
④本体の設置本体の設置位置を確認してから、扉についたホコリや汚れを拭き取った後、本体の粘着シートを剥がし、扉に両面テープでり貼りつける
⑤動作の確認動作を確認してから、スマホでアプリの設定をする

所要時間は20分前後です。

取り付ける電子錠や扉によって手順や時間は若干異なります

こちらは、株式会社ユーシン・ショウワの電子錠「SADIOT LOCK(サディオロック)」を取り付けている動画です。

02:33~で「商品開封の様子」をチェックし、その流れで03:20~の「サムターンホルダーのサイズ確認」をチェックしてみてください。

この電子錠が取り付け可能かどうかは、SADIOT LOCK 設置・取付け診断で確認できます。

必要な道具は次の通りです。

必要な道具金額
電子錠(SADIOT LOCK)13,200円
ドライバー200円~1,000円
両面テープ(粘着力が弱い場合)500円~

粘着テープを触ってみて(粘着力が不安だな…)と思ったら、粘着力の強い両面テープを用意してください。

両面テープを諦めて磁石やネジなどを使って固定する人もいます。

このタイプの電子錠は、サムターンの形状とサイズが合えばDIYで簡単に取り付けることができます。

とはいえ、何かあった時のために、メールや電話でやり取りできるショップで購入することをおすすめします。

なお、メーカーの株式会社ユーシン・ショウワは、国内にサービス代行店があります。

【方法③】引き戸に電子錠を取り付ける(穴あけ加工が多い)

引き戸に電子錠を後付けする場合の2つのパターンをご案内します。

自宅玄関の引き戸に電子錠を取り付ける

こちらは自宅の木製の引き戸にEPIC社の「ES-F500D/H」という電子錠を取り付けている動画です。

こちらの動画の04:47~で「使用する道具とその選び方のポイント」が説明されています。

取り付け可能かどうかは、EPIC社のES-F500D/ES-F500Hの設置診断で確認できます。

迷ったら販売店に問い合わせてください。

必要な道具は次の通りです。

必要な道具金額
電子錠(ES-F500D/H)~50,000円
ドライバー200円~1,000円
電動ドリル5,000円~15,000円
ホールソー2,000円~4,000円
差し金500円~2,000円
ストッパー150円~500円
ボールペン100円~
マスキングテープ100円~500円

扉に穴を開ける際には専用の工具が必要ですが、取り付け方法をよく確認しながら作業を行えば、DIYでの設置ができます。

動画をご覧いただいて、問題無いと判断できるようなら取り組んでみてください。

引き戸に電子錠を取り付ける8つの手順は次の通りです。

手順概要
①扉の仕様を確認する扉は右引きか左引きか、両開きか片開きかを確認する
※引き戸を開けたときに、通る空間が右側にあると右引きです
②取り付け位置の確認施工ガイドに沿って取り付け位置を確認し、マスキングテープ等で型紙を扉に貼る。ネジ位置にはペンで印をつけておく
③再度、設置位置の確認付けた印に合わせて本体を実際に置き、不備がないかを確認する
扉の加工(穴あけ加工)穴を開ける場所に構造物(鍵穴など)がないかを確認し、問題がなければ印に合わせて扉に穴を開ける
⑤本体の設置開けた穴に室外機の配線を通し、室内機の取り付けプレートをネジで固定したら、プレートに室内機を設置する
⑥ストライクの設置扉の枠にストライクを取り付ける
⑦ストッパーの設置開閉時に扉と電子錠がぶつからないようストッパーを設置する
⑧動作の確認電池を入れて動作を確認する。

所要時間は1時間前後です。

取り付ける電子錠や扉によって手順や時間は若干異なります

オフィスの引き戸に電子錠を取り付ける

こちらはオフィスの引き戸にLOCKMAN社の「ID-602Bhook」という電子錠を取り付けている動画です。

扉は右引きか左引きか、両開きか片開きかで使用する電子錠が4パターンに分かれます。

01:25~で「4つのパターンの違い」について解説があり、03:50~で「片開き・右引きの場合の取り付け」を行っています。

LOCKMAN社は電話でのお問い合わせに対応していますので、取り付け可能かどうか問い合わせてみてください。

電子錠をマンション・アパートの玄関に取り付ける場合の注意点

アパート・マンションの場合は、事前に大家さんや管理会社に「取り付けても良いか?」を確認してみてください。

「NG」「原状回復ができるならOK」「専有部なので問題無い」などという回答が得られます。

どうしても工事が必要な製品を取り付けたい場合、事前に大家さんや管理会社の許可を取る必要がありますので、交渉をすることになります。

プロに電子錠の取り付けを外注する2つのパターンを解説!

プロに依頼するパターンについてご案内していきます。

>>【パターン①】自宅に電子錠を取り付ける
>>【パターン②】オフィスに電子錠を取り付ける

【パターン①】自宅の玄関に電子錠を取り付ける

自宅の玄関に電子錠を取り付ける場合の依頼先はこちらです。

依頼先

鍵(カギ)専門業者
電子錠取り扱いメーカー
工務店
リフォーム会社

依頼先を選ぶポイントは6つあります。

依頼先の選び方「6つのポイント」

①料金や作業の内容が明確
②アフターフォローがある
③施工実績が豊富
④丁寧に説明してくれる
⑤希望に沿った製品を提案してくれる
⑥むやみに不安をあおる業者は避ける

自宅に取り付ける場合、必要な機能や誰が使用するのかなどを、業者と打ち合わせをしてください。

その際、適切な電子錠を提案してもらってください。

数社から見積もりを取ることで費用の相場を把握することができますので、必ず実施してくださいね。

オートロックを後付けする場合の費用は次の通りです。

・自宅(一戸建て)の玄関の費用例

項目費用
本体(部品代)7,000円~100,000円
作業料金11,000円~
出張費無料~10,000円
夜間早朝料金3,000円~8,000円
その他(修理・調整費)8,000円~

費用はあくまで一例です。

所要時間は1~2時間前後です。

所要時間は取り付ける電子錠の機種や扉の状態によります。

【パターン②】オフィスに電子錠を後付けで取り付ける

法人のオフィスに電子錠を取り付ける場合、押さえておくべきポイントは次の5つです。

事前に押さえておく5つのポイント

①取り付けの可否
②従業員の数
③解錠方法(暗証番号やICカードなど)
④欲しい機能(入退室管理や入室履歴など)
⑤一時的に利用する人(来客など)はいるか

オフィスの契約をしている会社に、「電子錠を取り付けても問題無いか?」を確認してください。

③~⑤は依頼先と相談しながら決めるとスムーズです。

費用や所要時間は取り付ける電子錠の機種や扉の状態、工事の内容により大きく異なります。

複数の鍵交換業者から見積もりを取って、提案内容と費用を比較検討されることをおすすめします。

電子錠ではなく「電気錠」を後付けで取り付ける場合のポイント

電子錠ではなく、電気錠を取り付ける場合は、次の3つのことを知っておいてください。

>>①電気錠と電子錠の違い
>>②電気錠に交換する10の注意点
>>③電気錠との交換費用と依頼先

①電気錠と電子錠の違い

電子錠電気錠
電気の供給元電池電気配線
電池交換定期的な交換が必要不要
取り付け簡単(DIYでも可能)配線工事が必要
セキュリティ性電気錠に比べると低い
(取り外しが簡単なため)
高い
機能性電気錠に比べると劣る
(但し、機種によって異なる)
高い(警備や入退室管理システムとの連動が可能)
費用・安価なものから高価なものまで幅広い
・工事費用がかからない製品が多い
工事費用がかかるため電子錠より高額になる
反応速度遅い場合がある安定している
停電時の動作通常通り機種によって異なるため事前の確認が必要
耐用年数特になし7年(日本ロック工業会にて規定)

電子錠と電気錠の大きな違いは、電気の供給元です。

電子錠の供給元は電池のため、取り付けが比較的簡単ですが、電気錠は電気が供給元のため、配線工事が必要です。

工事費用がかかる分、電気錠は導入費用が高くなります。

②電気錠に交換する10の注意点

電気錠に交換する場合の10の注意点

①配線工事は可能かの確認
②停電時には操作ができない
③停電時の動作を確認
④落雷によって故障するリスク
⑤水分(雨など)が当たらないようにする
⑥設置スケジュールには余裕をもたせる
⑦導入費用が高い
⑧工事をするのに資格が必要
⑨耐久年数は7年程度
⑩互換性が無い場合がある

電気錠は電気で動いているので、停電すると操作できなくなります

また、水に弱いため設置した鍵が風雨にされされたり、雪が多い地域だったりす場合は適していません。

それから、パナソニック製の電気錠操作器の電気錠システムと、美和ロックの製品は互換性が無いなど、細かいルールがあります。

電気錠の設置・交換を依頼する先としっかりと打ち合わせをして、メリット・デメリットを把握しておいてください。

参考)美和ロック「電気錠、電気錠操作盤」日本ロック工業会「錠の耐用年数についてのガイドライン」

③交換の依頼先と費用

依頼先費用
鍵専門業者60,000円 ~(本体+取付作業費)

扉の形状や電気錠の種類、また設置場所の環境によって費用は大きく変わります。

有資格者で無いと工事ができませんし、依頼する業者によっても工事費用は様々ですので、必ず数社から見積りを取り、適正な業者を選ぶようにしてください。

電子錠の取り付けのまとめ

このページのまとめ

・取り付けられる電子錠を選ぶ必要がある
・電子錠はDIYでも取り付けられる
・業者に依頼する場合は悪質な業者を避ける

電子錠は豊富にありますが、あなたの自宅の玄関(あるいはオフィス)に取り付けるには、取り付ける箇所に後付け可能な電子錠を選ぶ必要があります。

DIYでも取り付けることはできますが、動画を見て(時間的にムリ…)(難易度が高い!)と思われたらプロに依頼するようにしてください。

プロの業者の中には、まれに悪質な業者がいますので、このページでご案内した「依頼先の選び方「6つのポイント」」を参考に、よりよい業者を選ぶようにしてみてくださいね。

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