「玄関の鍵が入るけど回らない!?中に入れない💦」
「玄関の鍵、回らないんだけど。…潤滑剤で開くかな?」
ある日突然鍵が回らなくなったら困ってしまいますよね。
潤滑剤を使うと状況が悪化するかもしれませんので、一旦STOPしてください。
このページでは、玄関の鍵が回らないトラブルの原因とその対処法をプロが分かりやすくご案内しています。
まずはご一読ください。
玄関の鍵が回らない場合の5つのNG行為【要チェック】
- 鍵を無理やり回す
- 鍵穴に針金を入れて開けようとする
- 爪楊枝などで鍵穴の汚れを取る
- 鍵穴用でない潤滑油を鍵に塗る
- 自力で鍵を交換する
よくやってしまう順に、詳しくご案内しますね。
【NG行為①】鍵を無理やり回す
力で無理に回すと、鍵が曲がったり鍵穴の中で折れて取り出せなくなる可能性があるからです。
この場合、鍵の交換をする必要があります。
【NG行為②】鍵穴に針金を入れて開けようとする
針金などで開けようとすると、鍵穴を壊してしまう可能性があるからです。
特に最近主流のディンプルキー(くぼみのある鍵)はデリケートですので、やめてください。
【NG行為③】爪楊枝などで鍵穴の汚れを取る
折れた場合、取り出すことができなくなる可能性があるからです。
鍵内部に異物が残ってしまうと、鍵の交換が必要です。
【NG行為④】鍵穴用でない潤滑油を鍵に塗る
専用ではない潤滑油を使うと、油にホコリが付着したり、油が内部で固まったりすることがあるからです。
鍵が奥まで入らなくなることがあります。
例えば、呉工業のクレ556はNGです。
製品の品質や評価は高いですが、鍵穴用ではありませんので、使わないでください。
【NG行為⑤】自力で鍵を交換する
次のデメリットがあるのでNGです。
- DIY難易度が高く、時間がかかる
- 玄関に合わないモノを選んでしまうことがある(時間、お金のロス)
- 鍵の部品を紛失することがある
鍵の交換にはシリンダーのメーカーや型番をチェックして、購入する必要があります。
時間がかかりますし、間違いやすいです。
繊細な作業が必要ですので、「交換後に鍵がかからない」「鍵をかけた後に開かなくなる」といったトラブルが発生することがあります。
玄関の鍵が回らない6つの原因
- 鍵穴や鍵に汚れやサビがついている
- 鍵穴や鍵に傷がついている
- 玄関のストライク(錠受け)の位置がずれている
- 玄関の箱錠(ドアの中の部品)が損傷している
- 鍵穴(シリンダー)が浮いている
- 鍵穴内部が凍っている
それぞれ分かりやすくご案内していきますね。
【原因①】鍵穴や鍵に汚れやサビがついている
鍵穴や鍵に汚れやサビがついていると、回らないことがあります。
いつの間にか鍵穴にホコリや砂が溜まっていたり、鍵が錆びていたりします。
また、子供のイタズラで異物が詰まっていることがあります。
【原因②】鍵穴や鍵に傷がついている
鍵穴や鍵に傷がついていると、内部のピンが動かなくなり、回らなくなることがあります。
鍵穴には滑りをよくするための潤滑油が入っています。
時間が経つと減って回りにくくなり、鍵穴と鍵が擦れ、傷つきやすくなります。
【原因③】玄関のストライク(錠受け)の位置がずれている
ストライクとはドア側面についている四角い金具で、デッドボルトを受け止める役割があります。
デッドボルトとは、かんぬきの役割をする部品のことです。
玄関の鍵を回すとデッドボルトがちょうどストライクに合うように作られています。
ドアが開いているときには回るのに、閉まっていると回らない場合は、この可能性が高いです。
ストライクの位置がズレる原因は次の通りです。
- ストライク自体が劣化している
- 強引なドアの開け閉めをしていた
【原因④】玄関の箱錠(ドアの中の部品)が損傷している
画像引用)GOAL 総合カタログインテグラル錠(P286)
箱錠とは、デットボルトやドアノブを動かすための部品が入っているケースです。
箱錠の中にある部品が壊れていたり、曲がっていたりすると玄関の鍵をさしても回らなくなることがあります。
【原因⑤】鍵穴(シリンダー)が浮いている
シリンダーと箱錠が密着しておらず、鍵を回しても空回りしていることがあります。
シリンダーが浮く原因は、閉めているピン・ネジの緩みです。
【原因⑥】鍵穴内部が凍っている
鍵穴に水が入り込み、凍結すると、鍵は回らなくなります。
急に冬に雪が降った際や冬に暴風雨があった場合に、鍵穴が濡れて内部が凍結してしまうことがあります。
玄関の鍵が回らないときの8つの対処法
- 布等で鍵を磨く
- 鉛筆で鍵の窪みをなぞる
- カイロなどで温める(鍵穴が凍結している時)
- 玄関のストライク(錠受け)の位置を調整する
- 鍵穴の汚れを落とす
- 鍵穴専用の潤滑油で滑りをよくする
- 鍵穴(シリンダー)を閉める、交換する
- 鍵の修理業者に来てもらう
鍵が回らない時の対処法は8つあります。
作業が簡単な順にご案内しますね。
【対処法①】布等で鍵を磨く
汚れが鍵についているようなら、布や歯ブラシで鍵を磨いてみてください。
傷がつかないように丁寧に磨いてくださいね。
これで鍵が回れば完了です。
【対処法②】鉛筆で鍵の窪みをなぞる
鉛筆の芯の黒鉛には潤滑性があります。
鍵の窪みを鉛筆でなぞることで鍵が滑りやすくなり、鍵が回ることがあります。
黒鉛が多く含まれている2B以上の鉛筆をお使いください。
鍵に汚れがついていると黒鉛と混ざってしまうことがありますので、事前に鍵の汚れを布や歯ブラシで取っておいてください。
【対処法③】カイロなどで温める(鍵穴が凍結している時)
鍵を温めることで鍵穴内部の凍結が溶けて、鍵が回るようになります。
冬場に雨や雪で鍵が濡れてしまう状況下では、玄関の鍵が凍結することがあります。
この可能性がある場合は試してみてください。
お湯はNGです。水になって凍ってしまう可能性があるからです。
【対処法④】玄関のストライク(錠受け)の位置を調整する
ストライクを調整することで、デッドボルトを受け止められるようになり、鍵が回るようになります。
ドライバーを使って、ストライクを固定しているネジを緩め、ストライクの位置を調整してみてください。
ストライクの調整方法はこちらの動画(01:39)でご確認いただけます。
手順例は次の通りです。
- 玄関を開ける
- ストライクのネジを緩める
- ストライクが上下左右に動くことを確認する
- ストライクの位置を調整する
- ストライクを仮締めする
- 鍵が回るかどうか確認する
- ストライクを増し締めする
※手順は一例です
ドアが開いているときには回るのに、閉まっていると回らない場合は、ストライクが原因の可能性が高いです。
チェックしてみてください。
詳しくはこちらの「玄関の鍵が内側から開かない!?回らない・引っかかる!?」でご案内していますので、ご一読ください。
【対処法⑤】鍵穴の汚れを落とす
鍵穴の汚れをクリーナーなどで取ると、鍵と鍵穴が合い鍵が回ることがあります。
鍵穴の汚れを落とす方法はこちらの動画(01:43)でご確認いただけます。
手順は次の通りです。
- 鍵穴用のクリーナーを購入する
- 鍵穴の周りを雑巾などで養生する
- ノズルを鍵穴に差し込み約5秒噴射する
- 数分待つ
- 鍵を鍵穴に入れ回転させる
※手順は製品によって多少異なります
クリーナーは、ホームセンターや通販で購入できます。
詳しくはこちらの「鍵穴のつまりは解決できます!」でご案内していますので、ご一読ください。
3回繰り返しても回らない場合は、他の対処法をお試しください。
【対処法⑥】鍵穴専用の潤滑油で滑りをよくする
経年で潤滑油が減った鍵穴に、専用の潤滑油を使うと、鍵が回ることがあります。
潤滑油には、速乾性タイプとパウダータイプがあります。
- 速乾性タイプの使い方
鍵穴から溢れるほど吹き付け、乾燥するまで数分待つだけです。
- パウダータイプの使い方
鍵穴とその周りが白くなるまで吹き付け、数分待つだけです。
詳しくはこちらの「鍵穴にシリコンスプレーは不正解、使ったら即対処!」でご案内していますので、ご一読ください。
【対処法⑦】鍵穴(シリンダー)を閉める、交換する
シリンがーが浮いている場合は、内部のネジを閉め直すことで鍵が回るようになります。
内部が損傷している可能性がある場合は、シリンダーを交換することで、鍵が回ることがあります。
鍵穴(シリンダー)の交換方法はこちらの動画(02:28)でご確認いただけます。
※ネジを閉める方にも参考になる内容です
手順例は次の通りです。
- シリンダーのメーカーと型番をチェックする
- 交換用のシリンダーを購入する
- 既存のシリンダーをドライバーで取り外す
- 購入したシリンダーを取り付ける
- サムターンと連動して動くかを確認し、ビス留めする
シリンダーの交換は玄関に取り付けられている鍵の種類で大きく異なります。
自力(DIY)では困難だったり、不可だったりする場合があります。
詳しくはこちらの「シリンダー錠とは?仕組みや種類、回らない時の開け方、交換法を解説」でご案内していますので、ご一読ください。
【対処法⑧】鍵の修理業者に来てもらう
ここまでの対処法を試しても回らない場合は業者に依頼することをご検討ください。
このページではご案内していない方法もありますが、他の方法を試すと鍵が壊れてしまうかもしれませんのでやめてください。
鍵の修理業者ならスピーディに鍵が回らない原因を見極めて、最適な解決策を提案してくれますよ。
口コミで評価の高いのが「暮らしの119番」です。
フリーダイアルで、見積もりは無料ですので、一度、お気軽にご相談してみてください。
玄関の鍵が回らないときに専門業者を選ぶ7つのポイント
- 料金設定が明瞭か
- 見積りキャンセルが無料かどうか
- 豊富な実績はあるか
- すぐに駆けつけられるか
- 鍵開けのプロがいるか
- 年中対応可能か
- アフターケアはあるか
選ぶポイントは7つあります。
まずは、料金についてホームページに記載されているかどうかをご確認ください。
鍵の修理・交換の料金は、内容によって異なります。
お客様の声も丁寧にチェックしてくださいね。
それから、見積りやキャンセル料がかかるかどうかもご確認ください。
数ある業者の中で評価の高い業者が「暮らしの119番」です。
お見積もりやキャンセル料は基本的に無料です。
見積もり後に追加料金が発生することはありませんし、24時間、365日対応しています。
しつこいセールスは一切ありませんので、お気軽に電話相談をしてみてください。
玄関の鍵が回らない事態にならないための3つの予防法
- 鍵の普段使いに気を遣う
- 定期的に鍵の掃除をする
- 定期的に鍵穴のメンテナンスをする
予防法は3つあります。
それぞれ詳しくご案内しますね。
【予防法①】鍵の普段使いに気を遣う
鍵の開け閉めをする際に、乱暴に操作すると鍵や鍵穴に傷がついてしまい、鍵と鍵穴が合わなくなってしまうことがあります。
ドアをバタンッ!と開けたり、ガチャガチャと鍵を回したりしないようにしてください。
【予防法②】定期的に鍵の掃除をする
意外に、鍵には汚れがついています。
鍵に付着している汚れやサビを定期的に落とすことで、鍵を長持ちさせることができます。
定期的に、布や歯ブラシで鍵表面の汚れを落としてください。
【予防法③】定期的に鍵穴のメンテナンスをする
鍵穴にはホコリや砂が溜まっていることがあります。
定期的に鍵穴もエアダスターやクリーナーなどで掃除してみてください。
玄関の鍵が回らないときの対処法まとめ
- 玄関の鍵が回らない時にNGな行為がある
- 玄関の鍵が回らない原因と対処法がある
- 自力で解決出来ない場合は鍵の専門業者に依頼する
鍵が回らない場合、まずはNGな行為をしないでください。
落ち着いて行動をしてくださいね。
「いろいろやったけど解決できない」「どうすればいいのか分からない」という方は、プロに依頼することをご検討ください。
選ばれているのが暮らしの119番です。最短5分で手配をしてくれますよ。
電話代も見積もり代も無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。