ハウスクリーニングは、エアコンやキッチンの換気扇といった普段の掃除ではなかなか手が届かないところを綺麗に掃除してくれるサービスです。
掃除のプロが自宅に訪問して掃除をしてくれますが、掃除を依頼した箇所によって作業時間はバラバラです。
1時間程度で終わることもあれば、2時間〜3時間と時間が掛かる箇所もあります。
そのため、事前にある程度時間の目安をイメージができておかないと予定の調整が難しく、依頼を迷ってしまうこともあると思います。そこで今回は、ハウスクリーニングを依頼した際の作業時間を清掃場所別でご紹介します。
ハウスクリーニングとは
ハウスクリーニングとは、自宅の掃除を清掃専門業者が代わりに行ってくれるサービスのことを指します。
普段掃除をする時間が取れない方や、自分では綺麗にすることが難しい箇所の掃除を依頼したい時に利用することが多いです。
ハウスクリーニングの他にルームクリーニングやホームクリーニングと呼ばれることもありますが、基本的に内容やサービスに違いはありません。
ハウスクリーニングを行っている業者は、「清掃専門のハウスクリーニング業者」と「家事代行業者」の2つがあります。
「ハウスクリーニング業者」は「清掃専門業者」を指すことが多いため、こちらの記事でも「ハウスクリーニング業者=清掃専門業者」として表します。
ではそれぞれの特徴について見ていきましょう。
清掃専門業者(ハウスクリーニング業者)
清掃専門業者は、清掃を専門に行っている会社です。
いわゆる掃除のプロ集団で、一般的な掃除では綺麗にならない頑固な汚れや、手が届かない箇所を綺麗に掃除してくれます。
例えば、エアコン内のフィルター清掃やレンジフード清掃、お風呂場の黒カビ除去などです。毎月のように依頼することはありませんが、購入してから年月が経ってしまった家電や、年に一度の大掃除、引っ越し前の大掃除といった場面で利用される方が多いようです。
多くの業者は予定を合わせて見積もりを行い、実際の金額を算出してから依頼するかを決めることができます。
見積もりを無料で行ってくれる業者も多いため、検討してる方は一度相談してみると良いかもしれません。
家事代行業者
家事代行業者は、家事代行サービスの一つとして清掃を行なっています。
こちらは自宅にある清掃道具を使って家を綺麗にしてくれるため、専用の清掃道具を使って掃除する清掃専門業者と比べると掃除できる範囲が制限されます。
そのため、家事代行業者は普段の生活が忙しく、自宅を掃除するまで手が回らない時に役立つサービスと言えるでしょう。
実際に家事代行業者を利用している方の多くは、月に1回や2週間に1回など定期的に依頼をしています。長年の汚れを落としてもらうというよりは、床清掃やお風呂掃除といった日々の掃除を行なってもらい、綺麗な状態をキープしてもらうサービスと考えましょう。
掃除場所別の作業時間
ハウスクリーニング業者に依頼した際の、作業時間を場所別にご紹介します。
あくまで目安の時間ですので、汚れ具合や防カビコーティングなどのオプションの有無、
各業者の作業内容によって時間は前後します。
業者に見積もりをとった際は、作業時間の目安も合わせて確認しましょう。
清掃場所 | 作業時間 |
エアコン(壁掛けタイプ) | 1時間~3時間 |
キッチン | 2時間~3時間 |
換気扇 | 2時間~3時間 |
浴室(お風呂) | 2時間~3時間 |
洗面所 | 1時間~2時間 |
トイレ | 1時間~2時間 |
窓ガラス・サッシ | 1時間~2時間 |
家事代行サービス | 1時間~3時間* |
*家事代行サービスは時間で料金が決まることが多いため、依頼者が作業時間を指定できることが多いです。
エアコン
エアコンは設置タイプによって清掃時間が変わります。
一般家庭に多い壁掛けタイプのエアコンは、作業時間が1〜3時間程度、オフィスなどで見れる天井埋め込み型のエアコンになると3〜5時間程度が目安となります。
エアコンの清掃は分解できるところを分解し、それ以外の部分は設置したまま行います。
水や洗剤を使って清掃するため、エアコン周りを汚さないように養生したり、分解のできない奥までクリーニングをすることから清掃に時間がかかる場所と言えます。
以下の記事でも詳しく説明をしていますので、参考にしてください。
⇒エアコンのハウスクリーニングに関する記事はこちら
キッチン
キッチンの清掃は2〜3時間程度が目安となります。
清掃箇所は換気扇以外のコンロ周り、グリル、シンク、壁や収納スペースなどです。
清掃範囲が広いことから時間がかかる場所と言えます。
さらに、キッチンが広く、焦げ付きや水アカといった汚れが多い場合は、さらに時間がかかることが予想されます。
また、キッチンの中でも換気扇(レンジフード)のクリーニングは料金も清掃時間も別になる業者が多いです。
以下の記事でも詳しく説明をしていますので、参考にしてください。
⇒キッチンのハウスクリーニングに関する記事はこちら
換気扇・レンジフード
キッチンの換気扇(レンジフード)の清掃は2〜3時間程度が目安となります。
ファンの部分を分解し、専門の溶剤を使ってつけ置きしてブラシなどでしっかり汚れを落としていきます。
換気扇の取り外しができないところもクリーニングしてくれたり、周りを汚さない養生作業も行うため時間がかかります。
さらに、油汚れが固まり頑固な汚れとなっている場合は、時間を要するため目安よりも作業時間が延びることが予想されます。もしキッチンと合わせて掃除を行う場合は、最低でも5時間程度は余裕を持っておくと良いかもしれません。
以下の記事でも詳しく説明をしていますので、参考にしてください。
⇒換気扇・レンジフードのハウスクリーニングに関する記事はこちら
浴室
浴室の清掃は2〜3時間程度が目安となります。
浴室は換気扇やエアコンと違い、周囲を養生する必要はありませんが、水アカやカビ、石鹸カス、排水溝の汚れなど浴室ならではの清掃箇所が多いため、時間がかかります。
さらに、汚れが多いと目安よりも時間がかかることが予想されます。
また、業者のオプションによっては、ユニットバスの浴槽の側面に付いたフタであるエプロン部分の清掃も可能です。
エプロンは全てのご家庭に設置されているものではありませんが、非常にカビが繁殖しやすい箇所でもあるので、汚れている場合はハウスクリーニングを依頼すると良いかもしれません。
以下の記事でも詳しく説明をしていますので、参考にしてください。
⇒浴室のハウスクリーニングに関する記事はこちら
洗面所
洗面所の清掃は1〜2時間程度が目安となります。
清掃内容としては、洗面ボウルや蛇口、排水溝の汚れ、収納スペース、照明といった箇所を清掃してくれます。
清掃箇所は多いですが、範囲が狭いため清掃時間は多くかかりません。
毎日使う箇所ではありますが、一度溜まった水あかなどをすべて綺麗にしたい方は、ハウスクリーニングに依頼するのも良いかもしれません。
以下の記事でも詳しく説明をしていますので、参考にしてください。
⇒洗面所のハウスクリーニングに関する記事はこちら
トイレ
トイレの清掃は1〜2時間程度が目安となります。
便器の黒ずみや尿石、カビといった汚れを専用溶剤や器具を使って綺麗にしてくれるため、ハウスクリーニングでは依頼が多い箇所です。
清掃内容としては、便器や便座に加えて壁面、照明、床、壁、扉、換気扇などあらゆる部分を清掃してくれます。
綺麗にしてくれることに加えて、便器に汚れ防止コーティングを塗布してくれる業者もあるため、事前の見積もりで確認をしてみましょう。
以下の記事でも詳しく説明をしていますので、参考にしてください。
⇒トイレのハウスクリーニングに関する記事はこちら
窓ガラス・サッシ
窓ガラスやサッシの清掃は1〜2時間が目安です。
ただし窓の枚数や大きさによってはさらに時間がかかることがあります。
清掃内容としては、窓の周りを養生し、窓ガラス一枚一枚を専用洗剤で綺麗にし、サッシに溜まった髪の毛やホコリなどを綺麗に除去します。
また、同時に網戸やシャッターの清掃を依頼すると、より時間がかかることが予想されます。
見積もりの段階で、依頼する窓の枚数や網戸、シャッター清掃の有無を伝えるとより正確な時間がわかります。
以下の記事でも詳しく説明をしていますので、参考にしてください。
⇒窓ガラス・サッシのハウスクリーニングに関する記事はこちら
家事代行サービス
家事代行サービスのクリーニングは業者ごとに違いはありますが、多くは決められた時間内で部屋の掃除を代わりに行ってくれるサービスです。作業時間はあらかじめ決まっているため、依頼する際は予定を組みやすいメリットがあります。
ただし、ハウスクリーニング業者のように頑固な汚れを徹底的に落としてくれるような清掃ではなく、自分の代わりに掃除を行ってくれるサービスということは覚えておきましょう。そのため、多忙で掃除まで手が回らない方向けのサービスと言えます。
以下の記事でも詳しく説明をしていますので、参考にしてください。
⇒家事代行サービスに関する記事はこちら
まとめ
今回はハウスクリーニングの作業時間の目安についてご紹介しました。
清掃箇所によっては時間が数時間かかるところはありますが、日ごろ手が届かないところを徹底的にきれいにしてくれます。
また、ほとんどのハウスクリーニング業者では、複数箇所をまとめて依頼することも可能です。
時間や費用との相談になりますが、1度で家中を綺麗にする機会もよいかもしれません。
見積もりが無料取れる業者も多いため、ぜひ一度気軽に相談をしてみましょう。